6-2:カメラ、その他の機材について②V-logカメラ、ハンディカムその他アクセサリー【動画編集者初心者向け】
前回はアクションカメラについてお話ししました。
ponpoko-kintoki.hatenablog.com
アクションカメラは小さくて良いんだけど、決まった画角でズーム機能が無かったり、音声が弱かったり、ちょっと物足りないなぁ。とか、目的に合わないなぁ。なんて人もいらっしゃるかと思います。
他にも、最近流行りのV-logカメラやハンディカムなどもありますので、今回は、そちらをご紹介しますね。基本、映像特化のカメラを中心にしております。ご了承ください。
V-logとは?
V-logとは、簡単に言えばブログの動画版ですね。
YouTubeと何が違うかというと明確な違いはありませんが、YouTubeは番組的な作りが多いことに対し、V-logは、本当にあくまでブログなんですね。日記的と言いますか。
情報を発信する方達は、違いはほとんどないですかね。情報を発信するプラットフォームが違うだけです。なもので、明確な区別分けをしなくても良いのではないかと思います。
V-logカメラ
V-logも現実のところ、どのようなカメラを使ってもいいわけです。
V-logだからこのカメラを使わなければいけないなんてことは全くありません。
ただ、SONYがV-logカメラというものを発売してから他のメーカーも追従していることから、ここでは、V-logカメラというカテゴリーで分けました。
僕の感覚で言えば、アクションカメラよりレンズや、センサー、音声などが高機能で、ミラーレス一眼より、動画向きって感じですかね。また、最近はどのデジタルカメラでも、Wi-Fi実装、スマートフォン連動など通信系が充実していますが、V-logカメラはそこも強いです。
SONY
現在、入門機からレンズ交換式のハイエンド機まで4種類ラインアップされています。
ソニー ZV-1F BC VLOGCAM デジタルカメラ ブラック
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Panasonic
この、LUMIX G100というモデルが、V-logカメラとしてラインアップされています。レンズ交換式です。
Canon
CanonではPowerShot V10がV-logカメラとなっていますね。PowerShotなので、コンパクトデジタルカメラのカテゴリーとなります。
レンズは、19mm広角となっています。ズーム機能などは付いていません。自撮りに適したレンズということですね。
キヤノン PowerShot V10 ブラック 《納期約1−2週間》
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Nikon
Z30というモデルがV-logカメラとなっています。ミラーレス一眼ですね。なのでレンズ交換できます。
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各メーカーさんによって、コンパクトデジタルカメラから派生したもの、ミラーレス一眼から派生したものなど特色があります。センサーがコンデジかミラーレスかで変わります。このセンサーは画質に直結します。(もちろん、値段も変わります)
また、アクセサリーも重要で、各メーカーさんも動画撮影用のアクセサリーを多数出しています。そういった面も考慮に入れて検討すればいいのではないかと思います。
ハンディカム
片手で持って撮影できるビデオカメラですね。
運動会や学芸会など、子どものイベントなんかでハンディカムを抱えている親御さんを沢山見かけますよね。お子さんをお持ちの方でしたら、もしかしたら既にハンディカムカメラをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。僕もその一人です。子供を撮るために購入しました。
動画専用のカメラですので、手ぶれ補正や、ズームレンズ、センサー、記録容量など機能は充実しています。4kまで撮れるハイエンド機から入門機まで、ラインアップも幅広いので、色々な機種から選べるのも魅力ですね。
ただ、静止画も撮れるのですが、やっぱり、写真専門カメラに比べると、気軽には撮れません。大きさも、小さくなったとはいえ、それなりの大きさはあります。使い方も限られてしまうなぁというのが僕の率直な感想ではあります。(僕は子どものイベントの時は、一眼レフカメラとハンディカム二台持ちしてました。)
各メーカーさんの商品ラインアップのURLを載せておきますので、参考にして下さい。
SONY
ソニー|SONY FDR-AX60 ビデオカメラ [4K対応][FDRAX60]
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Panasonic
コンパクトデジタルカメラ、ミラーレスカメラ、デジタル一眼レフカメラ
元はと言えば、写真用のカメラです。映像用には作られてはいません。
しかし、近年の映像需要の高まりからか、オマケ程度に映像も撮れるカメラから、写真も映像も高いクオリティのものが撮れるというふうにシフトして行きました。
一番最初にご説明した、映像に特化したV-logカメラもありますしね。
小さくて気軽に撮れるコンデジ、コンデジより少し大きいけどレンズ交換も出来て高画質なミラーレス、大きいけど、交換レンズが豊富で高性能な一眼レフ。自分のスタイルに合わせて色々選べるのも魅力ですよね。
さて、2回に分けて色々とご紹介してきましたが、参考になりましたでしょうか。
今回ご紹介したカメラは、量販店でも並べられていますので、実際に手に取ってみるのも良いと思います。
僕としては、目的に合わせて、数台のカメラを使い分けるのが良いとは思いますが、そこは予算の関係もありますから悩ましいところではあります。
新規に購入しなくても、自分が持っているデジタルカメラを見直してみるのもいいかもしれませんね。結構使えるかもしれませんよ。僕は、自分のチャンネルを撮影する時は、GoPro、コンデジ、ハンディカム、スマートフォンの4台使うこともあります。
カメラ台数が多いほど、編集に幅が広がりますから。
その中のコンデジは、そういえば動画撮れる機能があったなと思い出して使い始めたものですし、ハンディカムは、子供が大きくなって使わなくなっていたものを復活させたものです。
そんなに高画質なものを目指しているわけではありませんし、HDが撮れれば良いかなという気楽な気持ちで使っています。
周辺アクセサリー
自撮り棒、一脚、三脚
どのカメラを使うにしても、自撮り棒、一脚があった方が良いと思います。
手持ちだと安定しませんし、写真と違って動画を撮る場合、手持ちだと実際撮りづらいです。
これは、ハンディカムでも同じことが言えます。片手で撮れることを売りにしていますが、片手って、実は結構疲れるんですよね。この自撮り棒とか、一脚は使ったことがある方はわかると思うんですけど、安定するし使いやすいんですよね。自撮り棒なんて名前も付いているくらいですから、自撮りも楽ですしね。
三脚も畳めば、一脚の代わりになりますよ。大きいカメラの時はこれも使えます。
ただしカメラを取り付けるマウントは気をつけて下さい。
スマホフォルダー、アクションカメラのマウント、その他のカメラ、それぞれ違いますから。使い回す場合は、それぞれのマウントに合うアダプターを用意して下さい。
バッテリー
バッテリーは複数用意することをお勧めします。
若い頃、先輩に映像素材の取り扱いについて教わったことがあります。もう2度と撮れないものだから大事に扱えと。これ、もちろん撮影時にも言えますよね。そのシチューション、出来事、人、時間、同じことは2度ありませんからね。それをバッテリー切れで撮れないって、悲しいですよね。
それだけじゃなく、人を集めて撮影をしても、バッテリー切れで、最後まで取れませんでしたなんて信用問題にもなりかねません。
バッテリーは最低でも2個、予備を入れて3つは欲しいですね。
メモリーカード
これは、メーカー推奨のものを使って下さい。
理由は、バッテリーと同じです。撮れてなかっただけならまだしも、それ以外にも他の機器に不具合を起こすこともあります。
メモリーカードは繊細なものです。多少高価であっても、信用の出来るものを使って下さい。
ちなみに、写真と動画では、メモリーカードのクラスが違います。写真では使えても、動画では使えないということもありますので、よく説明書を読んで購入して下さい。
カードリーダー
撮影したものをパソコンに取り込むときに使います。
カメラ本体をパソコンに繋いで転送するという方法もありますが、僕は、メモリーカードからデータとして丸っとパソコン(外部ストレージ)に転送しちゃいます。その後、メモリーカードを初期化することにしています。これは、メモリーカードの寿命を延ばすのと、容量を常にあけておきたいということもあります。
先ほども書きましたが、メモリーカードは繊細ですので、なるべく中を綺麗にしておきたいという理由です。過去記事にもカードリーダーについて書いておりますのでご参照ください。
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最近のスマホは、内部ストレージのみというのが多いですよね。その場合は、i-PhoneとMacの組み合わせだと、AirDropを使ったりします。
Andoroidだと、DropBoxなどオンラインストレージを使っても良いかもしれませんね。
パソコンに直接繋いでも良いのですが、なんか、僕は嫌なんですよね。細かく言えば色々理由はあるんですけどね。あまり気にならない方は、直接繋いでも良いと思いますよ。
照明ライト
日中撮るだけならいらないかもしれませんし、今のカメラは明るさ補正もしてくれますから、必要ないと思われるかもしれません。
しかし、日中でもライトをつけると結構効果あったりしますよ。逆光を防ぐ効果もあります。
今はLEDの小型ライトが沢山出ています。LEDですので、軽いですし、調光機能付きも沢山出ています。マウントがついているものもありますから、カメラに取り付けることも出来ます。
フィルターをつければ、撮影する映像の雰囲気も変えることが出来ます。夜間撮影も出来るようになりますし、撮影の幅が広がります。
注意していただきたいのは電源です。内蔵電源があればカメラに取り付けて、そのまま撮影できますが、内蔵電源が無い物はライト用のバッテリーも必要となります。USB給電式の物もあります。
今回は、カメラ、周辺アクセサリーのお話をさせていただきました。これって決まったものはありませんので、自分の作りたいもの、撮影スタイルをよく考えて購入して下さいね。