4:ちょっと思い出話①
本来であれば、動画編集の記事をアップしていきたいのですが、ちょっと仕事が詰まってまして、なかなかまとめることができない状態となっております。
なもので、バイクのネタをアップします。
ー初めにー
今回は、僕が免許をとった頃の思い出話でもしようかと思います。
以前の記事でも書きましたが、僕が免許をとった頃は、全国的に三ない運動がめちゃくちゃ盛んでした。
ponpoko-kintoki.hatenablog.com
バイクブーム
僕は、生まれも育ちも東京の下町でしたので、比較的バイクに乗っている同年代が多くて、どちらかというと、バイクに対して寛容だったような気がします。
主だった同級生は皆バイクに乗っていましたし、バイクに乗っているからと言って、変な不良認定されなかったというか(逆に、暴走族も全盛でしたので、うちの地域はその手の方が多かったと言うのもあるかもしれません。近所の大人の人達が慣れちゃっていたんでしょうね)
バイクブームと言うのもありました。三ない運動で、高校生がバイクに乗れないようにする傍ら、マンガなんかでは、バイクマンガブームで、バリバリ伝説やあいつとララバイ、ふたり鷹、湘南爆走族なんか、みんなで読んでましたねぇ。
バリバリ伝説では、主人公の巨摩 郡がフルチューンカブで、RZ(だったかな?)をぶち抜くシーンで大笑いしましたし、郡のライバル、聖 秀吉が事故って亡くなったシーンでは、凄いショックを受けました。
あいつとララバイの火の玉ZⅡには憧れましたし、ふたり鷹では、真っ赤なFXと耐久レース、湘南爆走族では、仲間とちょっとした正義感?みたいなものにドキドキしたましたね。
マンガだけでも、結構バイク物ってあったんじゃないですかね。
- 価格: 12500 円
- 楽天で詳細を見る
湘南爆走族はアニメにもなりましたね。
バイクブームって言うだけあって、レースも盛んになり始めた頃で、サーキットでのスポーツ走行だけでも凄い台数が集まっていました。
スズカ4耐
当時は、バリ伝の影響からか、スズカの8耐の前座レース4耐が盛り上がりを見せていました。日本のノービスライダーの憧れ(それは今も変わらないかな?)で、各メーカーが400cc4気筒車をラインアップしていましたし、レギュレーションもTT-F3、改造範囲の狭いSP400、SP250と参戦しやすくもなってました。なんせ、このレースの為だけに600台近くの台数がエントリーしていたと言うから、とんでもない話ですよね。当時のバイク少年は、いつかはスズカへと、思いを馳せていたんです。
免許制度と排気量マウント
当時の免許制度は、原付(50ccまで)、小型(125ccまで)、中型(400ccまで)、限定解除(401cc以上)みたいな感じで分かれていました。
限定解除は、今は大型ですかね、教習所で取れる物ではなく、運転免許試験場で試験を受けなければ取れませんでした。これが、半端なく難しい。まず、1回目では受からない。10回なんてザラでした。だから、大抵は、高校生は中型止まりになります。
中型免許は、今では普通自動二輪となりますね。メーカーさんも、バイクの免許層が中型が多いので、中型で乗れる400ccや250ccに力を入れていました。
400ccと250ccの棲み分けとしては、400ccは4スト、250ccは2ストみたいな感じでしたね。
2スト250なんて書きましたが、VT250なんて4ストV型2気筒エンジンのバイクがバカ売れしてました。軽くて、扱いやすいと言われて、女の子にも大人気でした。
当時はね、排気量マウントをされたなんて意識はなくて、逆に大型車乗っている人には、あんな難しい試験受かったんだなぁってある種の尊敬の眼差しを向けてたりもしましたね(笑)だからバリ伝のグンがCB750Fに学生服で乗っている姿は憧れでした。まず、高校生は試験に受からないと言われていましたし。
僕は、排気量マウントで嫌な思いをしなかったのですが、そういったものが目立たなかったのかもしれませんね。なんせオーバー750は高かったですから。全部逆輸入車。
オーバー750乗っている人はお金持ちの大人なので、僕達と接点が無かったんでしょうね。
そう言った意味では、今の方がそういう嫌味な人が多いかもしれませんね。Twitterなんかでも良く見かけます。別にねぇ、排気量が上だからって、何が偉いんですかねぇって僕は思いますけどね。
どんな排気量だって、バイクは楽しいんです!逆に、そんなマウントとってくる奴は、せっかくバイクの魅力にハマって、バイクに乗っている人が降りちゃうきっかけを作っているかもしれないと、自覚して欲しいと思います。
日本のバイク産業は、悲惨ですよ。売れませんもん。バイク乗りが増えないと、日本のバイクメーカさん無くなっちゃうかもしれないですもん。だから、バイク乗りに増えてもらわないとダメなんですよ。減らしちゃダメなんです。わかってるかなぁ、マウントおじさん…
本当に、バイクって排気量関係なく楽しいと思いますよ。僕は、バイトで原付カブ乗ってましたけど、楽しかったなぁ。取り回しは楽だし、トルクがあるから乗りやすいし。燃費も良いし。結構、限界深くてね、風避け削りながらコーナー回ってました(笑)
今でも、ハンターカブ欲しいです。あれだったら、どこにでもツーリング行けそうです。小さいから、気が向いた方向に簡単に行けちゃう。
放浪癖のある僕にはピッタリのバイクですね(笑)
もし、この記事を呼んでいる方で排気量マウントをされて嫌な思いをされたのなら、そんな奴は相手にしないで下さい。バイクにはそれぞれ魅力があるわけですから、そんな価値観に囚われる必要はないです。自分なりに楽しめればそれで良いんだと思います。
当時のバイク
当時は、やたら新型車が出ていた印象があります。それだけ売れていたんでしょうし、景気が良かったんでしょうね。年々高性能になっていきましたね。
Kawasaki
Z400FXで4気筒エンジンがスタートして、Z400GP、GPZ400、GPZ400F、GPZ400Rと続きました。他のメーカーがレーサーレプリカ路線に走る中、ちょっと独自な路線を貫いていました。
400ccなのに大きい車格、なんとも言えないKawasakiの無骨なイメージ、カッコ良かったです。僕はGPZ400Fのネイキッドモデル、GPZ400FⅡに乗っていました。
2ストに目を移すと、KR250がありましたが、これはGPレーサーの名前を使っていますが、スタイリングがねぇ。どういうわけか、この時のKawasakiは、レーサーレプリカ路線には、あえて行かないデザインを取っていましたね。
HONDA
CB400FOURが1976年で生産終了してから、HONDAは4気筒車をしばらく作りませんでした。2気筒のHAWK-Ⅱ、HAWK-Ⅲ、SUPER HAWK-Ⅲに続いて、満を持して発売したのが、CBX400Fでした。これ、大人気でしたよ。今でも人気ありますよねぇ。
KawasakiがFXを発売したのが1979年ですから、それから2年後の1981年の発売となります。スズカの4耐なんて、これだけで100台以上のエントリーですからね。どれだけ人気があったのかわかりますよね。HONDAの4気筒はこの後、CBR400F、CBR400Rへと続いていきますね。
他にもV型エンジンのVF400Fもありました。
これ、早かったですよ。本当に早かった。発売当初は、ビキニカウルの見た目から、あまりレースのイメージはなく、どちらかと言うと、V型2気筒のVT250Fの兄貴分みたいな感じでしたけど、全く性格が違いましたね。その後、V型はVFRに進化して行きます。
ちょっと、変わり種と言うとなんですが、2スト400のNS400Rなんてのも出してました。
まんまGPレーサーのスタイリングで、まさにレーサーレプリカ!だけど、あんまり見かけなかったですね。人気なかったのかなぁ。
250クラスでは4スト車は単気筒車が多かったですね。そんな中でもV型2気筒エンジンのVT250Fはめちゃ売れてました。その後、VTの名前は長く続きますもんね。
忘れちゃいけないのが、MVX250F。こいつ3気筒車なんですよ。他のメーカーさんの2スト車は2気筒なんですけどね。凄い技術ですよね。
GPレーサーの技術を注ぎ込んだと言われていますが、スタイリングと、2ストではどちらかというとマイルドな乗り味だったりして、あんまり人気は出ませんでした。
友達が乗っていましたけど、マフラーからオイルが噴き出してて、いつもウェスで拭いていました。そう言うのも人気がない理由だったのかなぁ。これから名車NS250Rに続くんですけどねぇ。
NS250Rはエポックメイキングな名車です。
ほんとレーサーレプリカのハシリ。MVXの3気筒から2気筒に変わりましたけど、このレーサーレプリカには痺れました。その後NSR250Rに続いていくわけですね。
こうやってみると、HONDAって凄いラインアップ豊富だったんですね。
YAMAHA
当時はね、YAMAHAといえば2ストっていうイメージが強かったんですけど、4スト400も良いバイクありますよ。
KawasakiのFXに対抗したXJ400。僕らはペケジェーなんて呼んでましたけど、これから、XJ400Z-Sに進化して、レーサーレプリカのFZ400Rとなり、FZRへと進化して行きます。
単気筒車のSRも名車ですね。レーサーレプリカとは全く性格が違いますけど、このSR400はロングセラーモデルとなりました。その後、SRXへと進化しますけど、SRはその後も売れ続けていましたね。
YAMAHAはどちらかというと、無骨なKAWASAKIに比べて洗練された感じがしました。
でも、やっぱり2ストのイメージは強いかなぁ。ナナハンキラーと言われたRZ350、
確かにRZ250でもパワーあるなぁと思っていましたから、これで、100cc多くて軽量で取り回しも良ければ、当時の重い750ccを峠で追いかけ回す事が出来ますよね。
このRZシリーズ、350よりも車検が無い250ccが主流になっていくんですが、それでも早かったですよ。あの2ストのパァーンっていう音。オイルの焼けた匂い。良かったですねぇ。その後RZ250R、TZR250に進化していくわけですね。
それ以外でも、面白いバイクを作っていました。2スト単気筒200ccのSDR200。
これ、美しいバイクですよね。今見ても美しいと思います。それで、小さくて峠で楽しそうだなぁって見ただけで思っちゃいますよね。今でも欲しいですね。
それと、忘れちゃいけないのが、RZV500R!
WGPのエディー・ローソンやキングケニー、日本で言えば平忠彦に憧れていた僕ら世代には、正にどストライクのバイクでしたね。
SUZUKI
GSから始まる4スト400ccなんですが、SUZUKIも長い間、4気筒化しませんでした。名前がGSX400Eとなっても、2気筒車でしたね。
4気筒化するのは1981年発売のGSX400Fになってからでした。これの翌年に出たインパルスが、ヨシムラと共同開発した集合マフラー付きで、インパクトありましたね。
市販車で集合マフラー付きなんて、HONDAのCB400Four以来じゃ無いですかね。
それもヨシムラですよ。車体色も黒と赤で、当時のヨシムラマシンをイメージさせてくれましたね。その後、カウル付きのGSX400FWとなり、GSX-Rとなるわけです。
これも、まんまレーサー!それも耐久レーサーをイメージさせてくれてカッコ良かったですね。
2ストに目を移すと、RG250ガンマですね。
レーサーレプリカブームの火付け役と言っても良いかもしれませんね。
まぁ、これも早かった。2スト乗りでも、RZ派、ガンマ派って別れてましたね。
で、SUZUKIさん、とんでもない物も出してるんですよ。RG500ガンマ!
まんまGPレーサーやん!500やん!YAMAHAのRZV500Rと共に、憧れました。
今回は、1970年代後半から、1980年代後半までの、僕の勝手な思い出話をさせていただきました。
ここに紹介したバイクは、当時の中型免許で乗れるバイクが中心となっております。ご了承くださいね。当時の僕に身近なバイクという事です。今度、原付なんかもやってみたいですね。
次回はツーリングの話でもしようかなぁと思っています。それでは。