15:ちょっと思い出話⑬愛車遍歴④
やっぱりForty-Eightには思い入れが強いのか、書きたい事がたくさんあって、長くなってしまいました。申し訳ありません。
今回は、第二次カスタムからです。
第二次カスタム
愛車をよりカッコ良くするために、第二次カスタムを計画します。ちょうど1年点検がありましたので、それと同時にお願いする事にしました。
第二次カスタムは、細かい所の見た目を変える事にしました。具体的には、グリップ、ステップ、プラグケーブル、ブレーキホースという所です。それと、絶対に付けたかったものが、燃料ゲージメーターです。
Forty-Eightには燃料ゲージメーターが無いのですよ。残量が少なくなると、燃料ランプが点くだけなんです。これは、タンクが小さいForty-Eightにはなかなか怖い物がありますよ。
一応、緊急用として、ツーリングの時には1リットルのボトル型の携行ガソリンタンクを持っていました。けど、燃料ゲージでガソリン残量がわかれば、早めに対処することが出来るんで、安心につながります。
なので、これは絶対につけようと決めていました。これ、ブレーキのマスターシリンダーに燃料計が表示されるようになっていて、カッコいいんですよ。ここに燃料ゲージを表示させるってセンス良いですよね。
グリップとステップはアルミの物に換えて、プラグケーブルは電導効率が良い物、それもオレンジ色の物に換えて、気が付く人は気が付くみたいな、さりげないワンポイントの差し色にしました。ブレーキホースは、ステンレスメッシュの物に換えました。これもいかにもやってますみたいな物ではなく、一見するとノーマルみたいなブラックにしました。
ゆくゆくは、ブレーキキャリパー、ディスクも換えたかったので、その前の準備ですかね。
とにかく、元々のスタイリングが好きだったので、ノーマルの良さを活かしつつ、こんな所やってんの?て言う感じで見る人が見ればわかるって言うカスタムにしたかったんですよね。
良いところと悪いところ
で、結論から言うと、この第二次カスタムは失敗と成功の半々でした。
スタイリングは崩してないし、ノーマルのForty-Eifghtと並べても、おっ!なんか違うって感じに出来たので大満足です。燃料ゲージメーターもめちゃくちゃ実用的で、カッコいいし気に入りました。ブレーキホースもね、そんなに劇的にでは無いですが、心持ちタッチも良くなったし、効きも良くなった気がしました。
問題は、グリップと、ステップです。
まず、グリップ。これは滑り止めの為に、溝が掘られているデザインにしたのですが、この溝が掘られている部分が角が取れてないんです。
初めて握った時に、グローブをしてたんですが、ちょっと引っかかるなぁって感じたんです。それでも換えたばかりの頃は気にしていなかったんですが、何度かツーリングをしてたら、見事に皮のグローブの掌部分が穴開きました。3シーズン用でちょっと薄めなんですけど、一応、ライディンググローブですよ。掌の部分には補強が入ってますよね。それが穴空くんですもん。驚きましたよ。そりゃ引っかかりますよ。
サンドペーパーで角取りました。あとは、僕は、まず真夏でもグローブをしないで乗るって事は無いんですけど、グローブをしないでグリップを握ると、結構熱い!握れないって程では無いですけどね(笑)
ちょっと困ったのは、ステップです。
グリップとお揃いなんで、滑り止めとして溝は掘ってあるんですが、あまり効かないかな。雨の日にブーツだとたまに滑ったりしました。靴底がゴムだったら大丈夫です。
それとロングツーリングの時ですかね。300km位走ると、足の土踏まずの辺りが痛くなってきました。
これは、ノーマルのものより随分細くなっているのと、ゴムでは無いので、緩衝材の役目がなくなってしまった事が原因だと思います。まぁ長距離を走らない限りはさほど気にならないです。一度だけ酷い目に遭いましたけど(笑)
なんだかんだ言っても第二次カスタムも、めちゃ気に入りました。やっぱりカスタムって楽しいですね。どんどん自分好みのバイクになって行きます。
トラブル
この時に店員さんに注意しておいてねって言われたのがバッテリーの事です。1年経って、もちろん点検もしてもらっているんですけど、ハーレーはバッテリーが弱いらしいんで、1年目と2年目では明らかに変わるらしいです。
小まめにエンジンかけないとバッテリーが上がるよって言われました。ちゃんと走ってれば日本車だと3年はバッテリー持つのに。これもね、後々トラブルになりました。
そのトラブルというのは、第二次カスタムも終わってしばらくしてからの冬です。
雪が降ってしばらく走れなくて、多分なんだかんだと2週間くらいエンジン掛けられなかったかな。
冬晴れの気持ち良い日に久しぶりに走ろうと思って、エンジンをかけようと思ったら、見事にバッテリー上がってました。確かに、寒くなり始めてから、ちょっとバッテリーが弱まってるなぁと感じてはいたのですが、急にバッテリーが上がることもないだろうと思ってたんですよね。だって、まだ2年経ってないし。そしたら甘かった。
もう焦りましたね。すぐにディーラーに連絡したら、出張料金かかるからちょっと高くなるよって言われて、それでも動かないよりマシだからしょうがないと思ったんですけど、良い物があるよって。ちょうど在庫があるから、出張修理費出すくらいなら、これ買った方がいいと思うと言われたんで、すぐに店に向かいそのお勧め商品を見せてもらいました。
そのお勧め商品とは、携帯バッテリー付きのブースターです。正式名は「HOGブースター・ポータブルバッテリーパック」これ12V1000A出るんで、ハーレーだけではなくても使えます。
ブースターケーブルを繋ぐ端子とUSB端子もあります。それも充電もUSBです。
これは便利だと思って即購入。店員さんも僕が買うと思ったんで、ちょっと充電しておいてくれました。家で、フル充電して、翌日、早速シートを外してバッテリーにブースターを繋いでセルスターターを押したら、回りました!元気よく回りました!良かったぁ。
しばらくアイドリングで暖気運転をして、シートを取り付けて、充電の為にしばらく走りました。バッテリーが弱い理由はですね、どでかいVツインエンジンだからだそうです。でかいピストンを回すのにかなりの電力を使うそうです。
そりゃそうですね、はい、納得です。1気筒あたり600ccありますからね。そりゃ電気食いますよ。それにしてもなぁ。まだ1年なのになぁ。それ以来、僕のサドルバックにはこのバッテリーブースターとシートを外すためのインチ工具セットが常に入っているようになりました(笑)
いろんなツーリング
こんなトラブルとも言えないトラブルもありましたが、第二次カスタムも終わって、喜んで乗っていました。暇を見つけたらツーリングです。
そのうち距離も伸びて、東名高速の用賀入口から、終点の名古屋小牧I.Cまで行ったりもしました。名古屋くらいまでは楽勝でした。約340kmです。満タン2回分位かな。名古屋の友達の所で1泊して、帰ってきました。
ちょっと無茶したのは中国地方に行った時ですね(訳あって地名はふせさせていただきます)
東京から約800km。これはキツかったです。この時に気がついたのですよ。このステップやばいって。この時のツーリングのお話は近いうちに書かせていただきたいと思います。僕にとっての数少ないネタですから、出し惜しみさせてください(笑)
チャプター
大体、ソロでツーリングする事ばかりだったんですけど、ディーラー主催のツーリング会にも参加しました。
ハーレーの場合、ハーレー公式のツーリングチームをチャプターと言うのですが、ディーラーさんが運営している事が殆どで、僕がお世話になっているディーラーさんもチャプターを運営していました。そこで月に1回くらいツーリングがあるんですけど、これも面白かったですね。
チャプターに入会すると、揃いの大きなワッペンを貰えるんですが、みんなそれを背中に縫い付けてね、集まる時は総勢7〜80台位集まります。それぞれ10台くらいのチームで走るんですけど、もう壮観ですよ。ハーレー軍団です。
ありとあらゆる種類のハーレーが集団で走る訳ですから(笑)出くわした人はビビったろうな(笑)
その中でも伝説のおじいさんがうちのチャプターにいるんですよ。80歳にして現役ライダー。それも3台もハーレーを所有しているんです。
そのおじいさんが参加すると、もう大人気でした。
決して無理をするでもなくマイペースで、時には途中で引き返す事もあるんですけど、それは自分の体調をよく分かった上でやっている事ですからね。みんなそんな伝説のおじいさんが大好きでした(笑)
チャプターのマスツーリングなんですが、パッと見たみ強面じゃないですか?みんな革ジャン着て大きいバイク乗って。普通は近寄りたく無い集団ですよ。
だけどメンバー皆良い人で、普通のおじさんです(笑)
休憩とかで道の駅に寄ると、皆一斉にソフトクリーム屋さんに行くんです。何十人もの革ジャン軍団がソフトクリームを喜んで食べている姿を想像してみてください(大爆笑)
かわいいですよね。
しかし、なぜバイク乗りは皆ソフトクリームが好きなんだろう?もちろん僕も大好きです(大爆)
ハーレーを買うなら
ハーレーを購入する際、いろいろなパターンがあると思うんですけど、新車にしても中古にしても、僕はディーラーを勧めます。
どうしてもパーツ代だったり、工賃だったりがいわゆるディーラー価格になってしまうんで割高だと感じるんですけど、色々ノウハウ持っていますから、安心できます。
それにディーラーにもよると思うんですけど、車と違ってカスタムに対して寛容なお店が多いと思います。全国のディーラーでカスタムコンテストやっているくらいですからね。
それと、正規ディーラーで買うと、H.O.G(ハーレーオーナーズグループ)に入会できます(もちろん、正規ディーラー購入じゃなくても入れますけど、正規ディーラーで買わなかった友人や僕の弟は知らなかったんですよね)
これ、年会費取られますけど、結構特典が良いんですよ。ハーレーをいろいろな面からも楽しみたいのであれば、お勧めです。
最後に……
実は、本当にやっと巡り会えたかもしれない大切な相棒は、残念ながら今は居ません。
パンデミックで仕事が激減し、それと比例して収入も激減。運悪く母親も同じタイミングで亡くなり、まとまったお金が必要となりまして、泣く泣く手放しました。
もう、あれから4〜5年かぁ。元気にしてるかなぁ。
当時はまた買い戻すなんて強がりを言っていましたけどね、
Forty-Eightが生産終了して、あのエボリューションエンジンには乗れないのかぁと思うと、本当に寂しいですね。でも、いつかは自分が手放した愛車を探し出したいと思っています。これが今の夢ですね。ちょっとしんみりしちゃいました。すいません。
次回は番外編として、今まで乗った中で印象に残ったバイクをご紹介できればと思います。
それでは!
14:ちょっと思い出話⑫愛車遍歴③
今回で愛車遍歴3回目です。長々とお付き合いありがとうございます。
Harley-Davidson XL1200X Forty-Eight
2011年発売 馬力は公表されていません。
定価1450,000円
このバイクは今の所、僕の最後の愛車です。
残念ながら、例の感染症のおかげで、仕事が激減して売らざるをえなくなりまして、泣く泣く手放したバイクです(泣)
僕が持っていたのは、2018年発売の115th anniversaryモデルです。限定カラーのレジェンドブルーデニムカラーにシリアルナンバーが書かれていました。
もう、メチャクチャカッコ良かったです。
1200ccもある空冷式Evolotionエンジンなんですが、それこそ僕の理想とした低く長いスタイリング。小降りのタンク。フロントタイヤは130/90B16 73H。リヤタイヤは150/80B 77Hのぶっといタイヤ。
どこから見てもカッコいい!
Forty-Eightの特徴のこの小さいピーナツタンク。7.9リットルしか入りません。
これは1948年発売の125cc単気筒モデルのS-125が搭載していた物を復活させた物です。なのでForty-Eight(48)という名前なんですね。
出会い
そもそも、このバイクとの出会いは、東京錦糸町と亀戸の間にある国道14号沿いにあるハーレーのディーラーさんにふらっと立ち寄った事がきっかけです。
いつもここを通る度に、店頭にハーレーが並んでいて、興味があったんですよね。それで店に入ってみたら、見つけちゃったんですよ、この子を。もうね、一目惚れですね。運命の出会いです(笑)このタンクの色が艶消しでカッコ良くてね。僕はブルー系の色が好きなんで、それも刺さりましたね。逆に、同じForty-Eightでも、他のカラーを見ていたら買わなかったかもしれません。それくらいこのカラーに惚れ込みました。他にもBREAK OUTにも興味があったんですけど、BREAK OUTの115th anniversaryモデルが店頭に無かったんです。入荷も未定との事でもありましたのでForty-Eightに決めました。やっぱり一目惚れには勝てませんでした。
このディーラーの店員さん達も良い人が多くてね。色々話しているうちに、このディーラーさんだと安心出来るなと思って、何回か通って購入しました。僕にとって初めての外国車でもありますし、キャブでは無くなっていたので、自分で手を入れるのは難しいなと思ってたんですよね。
工具もアメ車なんでインチ工具を揃えなきゃいけないですしね。それなら信頼できるディーラーさんに任せた方が良いと思ったんです。一応ディーラーさんのURL載せておきますね。このお店は社長も店長も皆いい人ですよ。良かったら寄ってみて下さい。みんな元気にしてるかなぁ。
乗ってみたら……
特徴的なスタイリングなんですけど、走りはと言うと、はっきり言ってノーマルだと拍子抜けです。日本向けはパワーを抑えているみたいなんですよね。ヨーロッパ仕様が一番パワーが出ているみたいです。同じノーマルのマフラーでもヨーロッパ仕様のマフラーをつけるってカスタムもありましたから、日本では音量規制のこともあってマフラーでパワーを抑えているんでしょうね。納車されて喜んで乗っても、あれ?こんな物?って思いましたもん。慣らしなんで、そんなに回せなかったんですけど、それにしてもって思いました。
ポジションは、こんなに低くてハンドルが低いのに、フォワードコントロール!
これも慣れないとちょっと苦しいかな。中年の僕はお腹も出始めていたんで(笑)
だけど、慣れちゃうと妙にしっくりくるポジションでした。
ミラーも下に付いていますけど、これも慣れですね。ちょっと首を動かす動作が大きくなりましたけどね。本当は上に付いていた方が見やすいんでしょうけど、まぁ、カッコいいからこれで良いんです。
それと元々がシングルシートで、オプションのリアシートを購入時に付けないと、書類上1名乗車になっちゃうんで、リアシートを付けたんですけど、僕のリアシートは荷物しか載っけてません(笑)始めからあまりタンデムをしようとは思ってなかったです。
ウインカースイッチは日本車と違って右、左両方に付いていました。
ちょっと困ったのが、クラッチレバーとブレーキレバー。やっぱり外国人のサイズに合わせているんでしょう。結構遠いんです。ウインカースイッチも同じように遠くて、これは別売りのスイッチカバーがあったんでそれを付けて解決したんですけど、クラッチレバーとブレーキレバーはそうもいかなくて、結構握力が必要でしたね。ツーリングの帰りなんて左手が痛くなりましたもん(笑)
コーナリングは、結構良い感じに曲がってくれるんですよ。でも、天気が良い時の話です。
タイヤがね、こんなに太いのに滑るんですよ。晴れて路面温度がある程度上がっていたら、タイヤが食い付いてくれるのがわかるんで安心して倒しこめるんですが、晴れてても冬の寒い日はダメでした。乗って解ります。固いな、食い付いてないなって。すごく不安定に感じました。
雨の日もダメ。怖くて倒し込めないです。トルクが太いので、コーナー立ち上がりにちょっと雑なアクセルの開け方をしたら、ズルってくるんですよ。これは怖いですよ。
晴れて暖かい日は、本当に気持ちよく曲がってくれるんですけどね。
バイクが低くて長いからでしょうけど、16インチタイヤなのに、フロントが切れ込まないんですよね。逆にフロントに頼ると気持ちよく曲がれないです。なもんで気持ち的にトルクを使ってリアから曲がる感じで走ると気持ち良く行きます。この乗り方に気がついたら、峠でもどこでも来い!って感じで本当に走るのが楽しかったです。
カスタム
慣らしが進むのと同時に、Forty-Eightにも慣れて来まして、やっぱり思ったようなパワーが出ていないのが物足りなくなって来たんですよ。こうなったら、カスタムしか無いって思いまして、ディーラーのカスタム担当と色々と相談をしまして、マフラー交換とエアクリーナーを毒キノコに替えることにしました。それと吸排気を替えたんでコンピューターのセッティングを慣らし明けにやる事にしました。結構な値段かかりましたけど、ここではあえて言わないでおきます。
スタイリングで言えば、ウインカーとブレーキランプが一体式で大きかったんで、小さいウインカーに替えて、ブレーキランプをリアフェンダーの隙間に埋め込みました。
このブレーキランプなんですけど、フェンダーとの隙間に入れるってナンバーの位置の関係上難しいんですよ。だから、ハーレーって横出しナンバーが多いですよね?横出しにしちゃうと、すり抜けの時に気を使うんで僕は嫌だったんです。で、カスタム担当の人が一生懸命探して、フェンダーとナンバーが収まるステーを探してくれて、それにしました。
あとはシーシーバーですね。これがあると荷物を乗せるのに便利だったんです。
これが第1次カスタムです(笑)慣らしが終わってから2週間の入院です。
水冷と空冷
その間、いわゆる750ハーレー、ストリート750を台車として出して貰ったんですけど、これ、水冷エンジンなんですよね。
率直な感想として、つまらなかったです。
ハーレーって、実は僕は若い頃は興味無かったんですよ。ただデカいだけだろみたいな感じでね。重いし、キビキビ走ってくれないと思っていたのです。
でも弟がSportsStar 883Rに乗っていた時に少し乗せてもらって、ハーレーって早いんじゃんって思い始めたんです。
Vツインエンジンの鼓動もお腹に来て、面白いかもって。
だけど、スタイリングが僕はダメだったな。SportsStar好きにはあのダートトラッカーみたいなスタイリングとオレンジのタンクがカッコいいってなるんでしょうけど、当時の僕は魅力的に写らなかったんです。もちろん、今は違いますよ。今はカッコいいと思います。好みって変わるんですねぇ(笑)
とにかく一回空冷ハーレーに乗っちゃったら、ハーレーにはいつか乗ってみたいなぁなんて思うようになっていました。それだけあの空冷Vツインエンジンは魅力的だったんですよね。
で、代車の750は水冷でしょ?こんなに性格変わる物?って思いました。
確かにオーバーヒートを気にしないで良いし、乗りやすいんでしょうけど(実際、このバイクで教習する教習所もありましたから)大人しすぎるんですよ。
空冷エンジンは、お腹にくる振動というか鼓動が、バイクを生き物に変えるんです。これ、気取った言い回しじゃ無いですよ。本当にそう感じるんです。だから一緒に走るのが楽しいんです。本当に相棒と言えるんです。
他にも色々と試乗させて貰いました。それこそバカでっかいクルーザーから2年しか発売されていないFXDRも。やっぱりどのモデルも、鼓動は感じました。水冷だけでしたね感じなかったのは。だから、SportsStarシリーズが水冷化された時はどうなんだろうなぁって思いました。あの魅力的な鼓動が無くなるのは嫌だなぁって。
これも時代の流れなんで仕方がない事ですけど、ハーレーには最後の最後まで、あの美しい空冷フィンのVツインエンジンを出し続けて貰いたかったです。今はSportsStarシリーズだけが水冷化されていますけど、今後他のモデルもそうなっていく運命なんでしょうね。寂しいですね。
色々とインプレッションを読んでいると、水冷エンジンも良いと書いてあるんですけどね。こればっかりは乗り手のフィーリングですから乗ってみなくちゃわからないですね。
愛車が帰ってきた
愛車が退院するまでの2週間、僕にとっては本当に長かったです。早くディーラーから連絡来ないかなってずっと思ってました。
それでとうとう来ました。出来たよって連絡。もうすぐに取りに行きましたね。2週間ぶりの愛車がどう変わっているのか、凄くワクワクしました。これは、今までに無かった感覚です。今までの愛車はカスタムすると言っても自分でやっていましたし、まぁ、パーツを買ってきて、取り付ければすぐに結果が見れたわけですからね。ショップに預けるのは初めてだったので、これは新車が納車されるのとは違う感覚で、待ち遠しかったですね。
ショップの前に愛車が出ていました。もうそれを見つけた途端、めっちゃ男前になったなぁ、もう最高!本当に嬉しかったです。
このカスタムの時についでにサドルバックもつけようと思って、気に入ったサドルバックとステーを持ち込んでつけてもらっていたんですが、それも似合う!僕の見立てどおりでした!サドルバックって黒い物が多いと思うんですが、僕はあえてブラウン、それもダークブラウンを探しました。艶消しブルーのタンクに似合うと思ったんですよね。そしたらドンピシャです!良い感じの差し色になってめちゃカッコ良くなりました。
それと小さいウインカーとシーシーバーが思った以上の効果がありました。シーシーバーは車体を長く見える効果が生まれましたし、ウインカーは、ノーマルの野暮ったさがなくなりました。
毒キノコは禍々しい感じです(笑)
マフラーは、僕はあえてノーマルのマフラーガードが似合う物をチョイスしました。ノーマルのマフラーガード好きだったんです。なので、外見上は、手前味噌ですがノーマルのカッコ良さからさらに洗練された感じになりました。
あとは、走りです。とりあえずキーをもらってセルを回したら、おおっ!めちゃ良い音!アイドリングもハーレー独特の3拍子!
実はこれは相当苦労したみたいです。アイドリングギリまで下げないとこのリズムが出ないらしくて、そのアイドリング調整用のパーツも2018年から売ってない状態だったらしいです。これも、方々を探してもらって、理想のアイドリングのリズムが出来ました。
いよいよヘルメットを被って、テスト走行です。
おおっ!走り出しから違う!全然パワーが出てる!トルクも全然太くなってる!愛車が前に出よう前に出ようって感じで走ってくれるんです。これはノーマルとは別物ですよ。高いお金をかけてカスタムして良かったです。
ショップの近所を回って、ショップに帰って、店員さんと色々話しました。これからのカスタムの方向性を(笑)まだまだカスタムしたいところありましたから(笑)
そんな事考えながらも、現状、これで大満足でした。ショップの帰り道、寄り道しまくりでしたもん。走るのが楽しくて楽しくて、バイクに乗ってこんなにワクワクしたの久しぶりでしたね。
ツーリング
第1次カスタムが終わってから、コイツとはいろんな所に行きましたよ。僕は魚が好きなんで、美味しい魚を食べに千葉の内房から館山あたりまで行ったり、箱根に行ったり、秩父に行ったりね。
ほとんど日帰りで、ETCをつけていましたので、高速道路を使って往復250kmから300km位を目処にしていました。ちょうどForty-Eightのタンク満タン2回分くらいですね。
同じ所に行くにも色々なルートで行ったりして、本当に面白かったなぁ。僕のYouTubeチャンネルに、Forty-Eightとのツーリング動画がありますので良かったら見てください。
1年ほど乗っても、気にしていたトラブルも無かったです。
夏のオーバーヒートはちょっと気になりましたけど、真夏でもちょっとたれてるなぁくらいでしたかね。でも大渋滞にハマったらわからないですよ。なんせエンジン、めちゃ暑いですもん。風受けて気持ち良いなんてとても言えない(笑)信号で止まる度にもわ〜って熱気がモロに来ます。これはびっくりしました。
この後、1年点検と同時に第2次カスタムをするんですが、これ以降の話は次回に回させていただきます。まだまだ長くなりそうなので。またお付き合い下さいね。
それでは!
13:ちょっと思い出話⑪愛車遍歴②
愛車遍歴2回目となります。
やっぱり色々と思い出があるので、長くなっちゃいますねぇ。申し訳ありません。
それでは前回の続きから行きます。
SUZUKI Desperado 400X
1996年発売 33ps
定価629,000円
いやぁ、このバイク、さすがSUZUKIと言うか、何と言うか……。
この前のモデルがイントルーダーというのですが、アメリカンがブームの中でも売れなかったので、わずか2年で追加発売されたのが、このDesperado(デスペラード)です。
ロバート・ロドリゲス監督の映画でアントニオ・バンデラス主演の「デスペラード」っていう映画がありましたっけ。この映画の公開が1995年。まさか、この映画から名前を取ったわけでは無いでしょうけどねぇ。ちなみに「ならず者」という意味です(笑)
これはねぇ、本当にいろんな所にSUZUKIらしさが出ちゃっているんです。単純にローフォルムなドラッガースタイルというわけではありません(笑)
まず、目を引くのは小振りなビキニカウル。これはXというモデルについているんですが、今でこそ、クルーザータイプにこんな感じでビキニカウルをつけているカスタムバイクがありますけど、当時は全く無いです。KAWASAKIのエリミネーターくらいですかね。
エリミネーターはどういう位置付けになるんだろ?
あれも微妙だな(笑)GPZ400Rのエンジンだし(笑)アメリカンで良いのかな?
話を戻します。このローフォルムのスタイルは僕好きです。前のビラーゴもそういったカスタムを目指しましたしね。
けどね、デスペラードってフロント倒立フォークなんですよ!まぁリアのツインサスは別にいいですよ。ハーレーのスポーツスター系もツインサスだしね。でも倒立フォークって……。それもフォワードコントロール!
SUZUKIさんはこのバイクに走りを求めてたんですかね?確かに、これだけローandロングでしたけど、乗りやすかったですね。コーナリングもひらりひらりと回ってくれました。
このクセの強さがSUZUKIマニアには刺さるんですかねぇ。クルーザーバイクなのに走りを求めちゃうっていうね。もうとっ散らかってますね(笑)
でもね、SUZUKIって、デザインが独自で好みに刺さればめちゃカッコいいんですよ。
このバイクもその部類になると思いますよ。ただし、時代が早すぎるんです。
きっと、このデスペラード、今走ってもカッコいいと思います。今の流行りに近いですしね。
残念なのはSUZUKIのバイクって、このデスペラードもそうなんですけど、カスタムのしがいがないんです。デザインが完成されすぎちゃっているんですよね。自分好みにしようとするとバランスが崩れちゃうんです。
なので僕は、このバイクについてはさほどカスタムはしませんでした。マフラーは変えました。2in1のスラッシュカットマフラーにしました。ドラッガーのイメージを大切にしたかったんですね。
あとは、前回のビラーゴの時の失敗を踏まえて、リジットではなく、ショートサスペンションにしました。しかし、これも失敗。固い事固い事。リジットよりかは良かったかもしれないけど、乗り心地は悪くなりましたねぇ。それでもコーナーは綺麗に回ってくれましたよ。
SUZUKIさんの基本設計の良さですかね。それ以外はやらなかったです。やりたくてもパーツが出回っていなかったっていうのもありますけど(笑)
結構大きい車体なんですけど、街中でもきびきび走ってくれる良いバイクでした。
走りは「ならず者」ではありませんでした。
SUZUKI GrassTracker250 BIGBOY
2001年発売 20ps
定価394,000円
またしてもSUZUKIさん家のバイクです。2台続けてSUZUKI車に乗るなんて、SUZU菌に侵されてしまったのか、心配になりますが、実は当時住んでいた所のすぐ近くに、SUZUKIのバイク販売店があったのです。前を歩く度に、バイクが並んでいるわけですよ。欲しいなぁとなるわけですよ。それで買っちゃいました。
このバイクが出た頃は、YAMAHAのTW200や
HONDAのFTRなんかのトラッカーと言われるバイクが、
某人気俳優さんのおかげで爆発的に売れていました。でSUZUKIさんが名前もトラッカーってまんま付けちゃったGrassTrackerを2000年に出したわけです。
このGrassTrackerはVOLTYと主要パーツが共通で、VOLTYとはいわゆる兄弟車の関係になりますね。
ただ、小さいのです。よく言えばコンパクトなんですけど、ちょっと迫力に欠けると言うかね。僕みたいな大柄な男性には似合わない。なもので僕は、どんなにトラッカーが流行っていてもGrassTrackerには興味が湧かなかったです。
しかし!翌年にBIGBOYが出るとなった時には、ここでもミーハー魂発揮です。
フロントフォークとスイングアームを延長してタイヤも前後1インチ大きくしてGrassTrackerより一回り大きくなってちょっとした迫力も増しました。
だけど、これもSUZUKIのセンスですかねぇ。ネーミングがねぇ……。BIGBOYって……。
ハンバーグのファミレスチェーンかよっ!って思わず突っ込みたくなりますよねぇ。
まぁカワイイと言えばカワイイんですけど。SUZUKIさんはネーミングセンス、はっきり言って無いですね(大爆笑)
それはさておき、このバイクもよく出来ているんですよ。街中では本当に走りやすかったです。単気筒エンジンなんですけど、素直に回ってくれましたしね。アクセルを開ける感覚とスピードの体感が合うって言うかね。素直なエンジン特性でした。SUZUKIさん、こう言うところ優秀ですよねぇ。VOLTYもそこそこ売れてたみたいだし(特に女の子)わかる気がします。
コーナーもフロント19インチもあるから、曲がらないかなぁと思っていたら、車体が軽いんで、倒しこみやすかったですよ。
なんか、素直なエンジン特性もあって手足の一部になったみたいな、遊べるバイクでした。
乗りやすさで行ったら、歴代1番かもしれません。
もちろんこのバイクもカスタムやりましたよ。スカチューンやりました。手始めに当時定番だったスーパートラップマフラーを入れました。これだけで満足すれば良いのに、スカチューンと言えば次はエアクリーナー外しですね。その後、バッテリー外してコンデンサーに換えてスカチューンの完成です。
このバイクはキックが付いていたんで、バッテリーレス化出来たんですよ。
初めは、配線がしっかり出来ていなかったんで、何回キックしてもエンジンがかからないなんて事もあったんですが、配線をしっかりと見直して引き直したら快調に動くようになりました。
もちろん、ウインカーもメーターも小ぶりなものに変えてね。カッコよかったですよ。ロングスイングアームはやめました。走りづらくなるような気がして(笑)
ここで、問題というわけでは無いんですけど、初めからこうなるなぁとわかっていたんですが、パワーが出なくなったんですよね。エアクリーナー外せばそりゃセッティングも変わりますよね。キャブ車だったんでキャブ外してセッティング変えなきゃダメかなぁと思っていたんですけど、スーパートラップマフラーのプレートを増やす事で、しっかりとパワーが出てくれました。最終的に、8枚入れたのかな。おかげでめちゃくちゃうるさくなりました(笑)
もうね、住宅街入れません(泣)いつ整備不良切られてもしょうがないってくらいうるさかったです。パトカーとか、白バイの近くを走るときはアクセル絞ってね。なるべく音がしないように大人しく走っていました(笑)
バッテリーレスにしたおかげで、キックでエンジンをかけるのがちょっと煩わしかったですけど、慣れちゃえばどうって事なかったです。通勤とかちょっとしたプチツーリングとか本当に面白かったです。
しかし、この頃からバイクの駐禁の取り締まりが厳しくなり始めました。とてもじゃ無いけど路上駐車は無理、そのくせバイクの駐輪場は無いと、バイク受難の時代です。街中でもバイクを見かけるの事が少なくなりましたもん。
かくいう僕は、バイクの駐禁だけで、免停になりました(泣)
いつも同じ場所に停めてたんで、目をつけられましたかね。近くに駐輪場がなかったので、これはもう通勤では使えないなと思い始めた矢先に、やっちゃいました。事故です。
この時の事故は、僕は幹線道路を直進です。そしたら歩道を挟んだ駐車場から車が出てきてドンっ!です。こんなうるさいマフラーつけてるのに気がつかないのかよって正直思いましたよ。
相手のドライバーは若いサラリーマンで営業車でしたね。
僕はまた空を舞って、全身を打ちました。若い頃の事故と違ってこの時は辛かったです。骨は折れてなくて打撲だけなんですけど、夜には熱出ましたし、次の日は立てませんでした。
一応救急車に乗って近くの病院に行って診てもらったんですけど、ここの医者がいい加減で、入院して様子見るとかそんな話一切無し。打ち身と捻挫だけだから帰っていいよって(笑)
こんないい加減な治療をするんだったら、救急受け入れすんなよって怒りが込み上げました。で、これだけですか?って半分キレかかった時に、いいタイミングで看護師さんに連れて行かれて、キレる場を無くして嫌な思いをした思い出があります。
看護師さんのあのタイミングの良さを見るに、あの医師は、そういう医師なんだなと思いましたね。皆さん、なるべく信頼できる医師を見つけましょうね。幸いにも頭を打って無かったんで良かったですが、これ、頭を打ってたらと思うと怖いですよ。
話を戻します。身体はこんな調子だったんですが、バイクの方はというと、ホイール、フロントフォーク、フレームが逝ってました。見るからに線の細い軽いバイクでしたしね、まぁ、こうなるだろうなぁと予想はしていたんですけど、フレームまでとは思いませんでしたね。結構衝撃強かったんですね。そりゃ熱も出ますよ。
僕はこの時は、ジェットヘルメットを被っていたんです。ストリート系と言えば半キャップが定番なんですけど、極力、僕はスクーター以外は半キャップを被らないようにしていたんです。それが幸いして、大きな怪我がなかったのかもしれません。
修理するとなると、保険算定額を超えるって話で、路駐の取り締まりは厳しいし、直しても乗る機会減るだろうなぁと思って、残念だけどこのバイクとはここでお別れしました。廃車です。
ネーミングさえ無かったら良いバイクでした。ロングツーリングとかは向かないですけどね。だけど、バイクを操る楽しさを味わえるバイクでした。
これは今でも欲しいです。近所を回るのにちょうど良いです。
このバイク以降、しばらくバイクに乗らなくなるんですよね。と言っても2年くらいかな(笑)
HONDA FORESIGHT250(フォーサイト)
1997年発売 21ps
定価479,000円
しばらくバイクのない生活をしていたんですが、それでも身近な足が無かったんで、知り合いからぼろぼろの原付2種スクーターを貰って、細々とバイク生活をしていました(笑)
クルマも所有していたので、バイクが無くてもさほど困らなかったんですけど、やっぱり風を受ける感覚はバイクでしか味わえませんから、ちょっとした寂しさも感じていました。
時はトラッカーブームと共にビッグスクーターブームでした。一回乗ってみたいなぁって思ってたんですよ。なんか楽そうじゃないですか?そんな事を思って日々を過ごしていたら、弟から5万円でビッグスクーター買わない?という話が来まして。弟はビッグスクーターには興味が無くて、話が来た時には車種はわからなかったんですけど、僕としてはYAMAHAのマジェスティだったら良いなぁなんて思ってました。
書類も全部準備出来て、わくわくして待っていた僕の元に(いつも新しいバイクが納車される時はわくわくしますよね)弟が持ってきたそのビッグスクーターがこのフォーサイトです。
それも黄色!マジェスティを期待していた僕にはちょっと拍子抜けでした。けど、程度がすごく良くて、大事に乗って来た事がよくわかる個体でした。まぁ5万円と安いですし(マジェスティだったら中古でもかなりの額になりましたから)逆に、あまり人が乗っていない分面白いかなぁと思って(フォーサイトは本当に人気無かったと思いますよ。理由は後述しますけど)その場でお金を払って購入です。
こうやって自分の愛車になったフォーサイトですが、快適でしたねぇ。シートはゆったりと座れるし、グリップヒーターも付いてたし、風防のおかげで風の直撃も防げました(笑、さっき、風を受ける感覚が無いのが寂しいなんて書いていたのにね)
何だろうこの感覚?アメリカンバイクで比較的ゆったりと乗る事に慣れてはいましたけど、今まで乗ったどのバイクとも感覚が違いました。やっぱり車に近いのかなぁ。とにかく気楽でしたね。ただ取り回しはね。こればっかりはしょうがないですね。なんか自分の感覚とワンテンポズレる感じでした。
先程、人気が無いと書きましたけど、ビッグスクーターに乗っている人は少なからずカスタムしている人多いと思うんですが、まずフォーサイト用のカスタムパーツが無いんです。ハンドル替えるだけでも大変ですから、メーター周りから変えなきゃならないんでカスタムも難しいんです。スタイリングもね、おじさん臭いというか、マジェに比べると野暮ったいというかね。
まぁ、そんな野暮ったいフォーサイトでしたが、楽しく乗っていましたよ。楽でしたもん。まぁ、このバイクでツーリングはしませんでしたけど、都心を走り回るのは楽しかったですね。
アクセル捻れば良いんですもん。渋滞でクラッチを繋いだり切ったりしなくて良いんですもん。その分、車体がボッテリしてるので、すり抜けはちょっと苦手でしたけど(笑)
あれですり抜けをする気は起きないですね(笑)
このバイクは結構、僕の所にいましたよ。5年位いたかなぁ。
プライベートでゴタゴタがあって身辺整理と共に手放しましたけど(泣)
まぁ、またビッグスクーターに乗るか?と言われたら乗りません(大爆)
あの操縦性は僕の好みじゃ無いです。じゃあ、パワーがあったら良いのかっていうと、そうでも無いんです。友人のYAMAHAのT-Maxに乗った事があるんですが、もっと乗りづらかった。
あの車体がダメです。怖いです。フロントタイヤが見えづらいんですよね。自分の思ったようにトレース出来ないんですよ。多分、自分ではもう買わないと思います。貰えるなら話は別ですが(笑)
まだ、もうちょっとありますが次回にさせていただきます。もう少しお付き合い下さいね。
では!
12:ちょっと思い出話⑩愛車遍歴①
今回は、僕が今まで乗り継いできた愛車たちをご紹介したいと思います。
原付から大型まで、今考えるといろんなバイクに乗ってきたなぁと思います。
基本、僕はミーハーなので、その当時流行っていたバイクのスタイルもありますので、懐かしいなぁと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
YAMAHA Jog
1983年発売 4.5ps
定価99,000円
16歳になって直ぐに原付免許を取って、初めて買ったバイクです。まだ出たばっかりでした。
スクーターなんですけど、早かったですよ。と言うか、はっきり言ってじゃじゃ馬です。僕の親父は、初めて乗った時に気持ち良いくらいにひっくり返りました(大爆笑)
軽くて、ショートホイールベースと2ストのパワーが相まって、不用意にアクセルを開けると簡単にひっくり返りましたね(笑)
当時はまだ原付のヘルメット装着が義務化されていませんでした。今の自転車と同じ、努力義務って奴でした。かといって、ノーヘルでブイブイ言わせていると、直ぐにお巡りさんに止められて、警告書を頂戴することになるんですけどね。
当時はバイク、スクーターブームで、数多くのスクーターやバイクがそれこそ毎月のように新型車が出るような時代です。もちろん、事故率も上がりますし、僕にとってノーヘルで原付に乗れる期間はそんなに長くなかったと記憶しています。
このJogは現在でも名前が残っているんですね。エンジンは2サイクルから4サイクルに変わっていますけど。て言うか、調べてみたら今のモデルはホンダ生産なんですね。時代だなぁ。HY戦争なんて言われていたのが懐かしいです。
しかし、タクトと一緒になるなんてなぁ(しみじみ)……。
Kawasaki GPZ400FⅡ
1984年発売 54ps
定価498,000円
愛車Jogに乗って、せっせと教習所に通って中型免許(今は普通自動二輪)を取ったのが、16歳も半年を過ぎた頃でしたかね。まだ、レーサーレプリカブームになる前ですが、新型車ラッシュが続いていました。
中型で乗れる400クラスでは、KAWASAKIが1979年発売のFXで火をつけたDOHC直列4気筒車を他のメーカーも追随する形で毎年のように新型車が出ていました。
YAMAHAは1980年にXJ、
HONDAは1981年にCBX、
1982年にSUZUKIがGSX-Fを発売しています。
KAWASAKIも、FXの後継として1982年にZ400GP
その翌年の1983年3月にGPZ400、そして同じ年の11月にGPZ400Fを発売しています。
そしてGPZ400Fのカウルレス(当時はネイキッドなんて言葉ないですからね)がFの発売から遅れる事3ヶ月。僕の愛車となるFⅡが1984年1月に発売となります。
怒涛の新型車ラッシュ!1年持たないモデルがあるんですよ!ほんととんでもないです。
僕が、HONDAでもYAMAHAでもSUZUKIでも無く、KAWASAKIを選んだ理由……
それは漢KAWASAKIだからです(大爆笑)
先輩が乗っていたFXがカッコ良くて憧れていたのもありますし、実は真っ赤なZ400GPが好きだったのです。ただ、僕が免許を取って買う頃にはZ400GPは新車で購入できませんでしたし、友達も乗っていたので被るのが嫌だったこともあり、GPZ400FⅡを選びました。FⅡにしたのは、単純にカウルがイヤだったからです。
このバイクとは色々な所に行きました。以前に書きましたが、泊りがけのロングツーリングにも行きました。初めての本格的なバイクの愛車と言う事もあり、いろんな事を学びました。
ponpoko-kintoki.hatenablog.com
一通りカスタムもしました。定番の集合マフラー、これはSP忠夫のマフラーをチョイスしました。あとは、セパハン、バックステップですね。
高校生にしては、カスタムパーツを買うのも一苦労でした。バイトで稼いだお金は、バイク関連で羽が生えて飛んでいきました。よく頑張った。酒屋の配達で時給750円(涙)
けど、楽しかったなぁ。SP忠夫の集合マフラーが良い音してたんですよね。サイレンサーがラッパみたいでちょっと個性的でした。ヨシムラショート菅ほど短くは無いんですけど、ちょっと短めでね。カッコ良かったです。この音は今でも忘れられないです。
やっぱりKAWASAKIは空冷4発ですよ。ブレーキも、握るとカチッって感触で、好きでした。
だけど事故って修理した時にこのブレーキタッチは無くなっちゃいました。ブレーキ関連一式変えちゃったんで、仕方が無かったですね。残念でした。
面白い話があります。このバイクで、女の子と横浜に行ったんですが、途中で白バイに止められたんですよ。当時はカスタムに対してめちゃくちゃうるさかったんです。集合管つけているだけで、整備不良切られちゃいます。その上、僕のはセパハン、バックステップの3点セットです。ヤバいなぁって思いました。女の子乗せてるのに勘弁してよって感じです。
白バイのお巡りさんは僕のバイクを見て、改造してるなと一言。その後、こんなバイクで走ってると危ないから帰りなさいでした。
これは改造してるから?と思いましたら実は違いました。ここらのやんちゃな奴らに目を付けられるから危ないよとの事でした。
マジか?そんなにアブナイの?にわかには信じられないですよね。
僕は決して真面目と言うわけではありませんが、やんちゃなチームに入っているわけでもありませんでしたし(友人はたくさんいましたけど)、一応善良?な高校生です(大爆)
けどお巡りさんは女の子乗せて、そんな音立てて走ってたら襲われるよと真顔で言います。キップは切られませんでしたけど、結局都内へ帰ることにしました。女の子は激オコでしたけどね(笑)まぁ、仕方がないです。女の子を危ない目に遭わせるわけには行きませんから。これは横浜辺りの人に聞いてみたいですね。当時、そんなにアブなかったの?って(笑)
結局、その後セパハンはやめたんですよね。前傾姿勢が辛かったと言うのもありますし、結構幅広いんですよね。すり抜けをするのに辛かったんで、ノーマルに戻して、すり抜けがしやすいようにちょっと絞り気味にしました。目線が上の方がすり抜けはしやすいですね。
バックステップはそのままです。ノーマルだとどっかりと座るようで、ちょっとポジションがしっくり来なかったんです。
この仕様でロングツーリングに出かけて、事故って修理をするのと同時に、丸目ライトに変えて、オイルクーラーをつけて、アンダーカウルをつけて、最終仕様になりました。
このバイクとは長い付き合いになりましたね。周りはレーサーレプリカが流行っている時代でも、このバイクが好きでした。今でも欲しいバイクです。
僕に取っては初恋の女の子っていう感覚ですかね。それともいろんな事を教えてくれた年上のお姉さんかな(笑)
忘れられないバイクです。中古価格を見ると、130万超えですか……。高いなぁ。
YAMAHA XV400ビラーゴ
1987年発売 40ps
定価519,000円
YAMAHAのアメリカンバイクですね。このビラーゴってドラッグスターの前身に当たるバイクです。
これは就職してしばらくしてから上野のバイク街で衝動買いに近い感じで買ったものです。
GPZは、この時には弟が乗っていました。
と言うのも、僕自身、就職をしてからしばらくは乗っていたのですが、仕事が映像業界なので、まぁ忙しいわけですよ。バイクに乗る暇もないくらい。それで、しばらく乗れなくて車検も切れてしまい放っておいたのですが、弟が車検を通す代わりにくれと言うので、譲りました。弟に譲ってからも結構大事にしててくれたんじゃないですかね。なんだかんだと10年くらいは走っていたと思います。
話はビラーゴに戻ります。弟にGPZを譲って、しばらくバイク無しの生活だったんですが、仕事も慣れてきて、むくむくとバイク熱が復活しました。
バイク無しと言いましても弟が乗っていましたんで(僕の弟は複数のバイクを所有するタイプだったんです)たまに借りて遊んでいたりしました。弟が上野のバイク街にパーツを買いに行くんで車を出してくれと言うので、僕も一緒に行ったんですよ。
当時の上野には昭和通り沿いにバイク用品店のコーリンを中心に沢山のバイク屋さんが集まっていました。言ってみれば、秋葉原のラジオ会館のバイク版って言う感じですかね。パーツ屋さんやら用品店やら中古販売店やら、とにかくバイクに関わるものはなんでも揃うと言うくらいたくさんのお店が集まっていたんですよね。バイクブームもあって週末には凄い台数が集まっていました。
そこで、色々とお店を覗いていて、そろそろ自分のバイクが欲しいなぁなんて思っていたら、ビラーゴがいたんですよ。
当時、HONDAのスティードを筆頭にアメリカンバイク、バイカーズが流行っていたんですよね。
そう!ここで出ました僕のミーハー魂!
何気に見つけたビラーゴに釘付けです。なぜここでスティードにしなかったかと言うと、流行りには乗っかるけど、人と同じものはイヤと言う面倒臭い性格が出ています(笑)
で、中古なんで試乗させてもらったんですが、これが良く走る。細身のスタイリングもスティードと違ってカッコ良かったし、ハンドリングも良かったんですよね。よく曲がってくれました。
もう即決!すぐに買いました。30万くらいだったかな。
僕が買ったのは1型で、あれ、ダミータンクなんですよ。本当のタンクはシート下だったかな。
ガソリンは8.6リットルしか入りませんでした。GPZが18リットル入るんで、少ないなぁなんて思いましたけど、スタイリングが良かったんでね。しょうがないですね。
エンジンはV型2気筒。アメリカンでは定番なんですが、当時は日本車ではスティードとビラーゴしか無かった。それもビラーゴの方が先にV型2気筒エンジンを出していました。
他のアメリカンバイクは並列2気筒だったり、4気筒だったり。
変わり種としてはSUZUKIのサベージなんてバイクは単気筒でした。
僕は、当時アメリカンの事なんてわかりませんから、V型2気筒でもなんでも気にしていないと言うのが正直なところなんですけど、やっぱりアメリカンにはハーレーに代表される空冷のV型2気筒が美しいですね。
当時も直感的にそう思ったのかもしれません。空冷フィンが美しいエンジンでした。
スポークホイールでしたし、美しいエンジンにスポークホールがよく合いました。今でもこのスタイリングは好きです。YAMAHAって美しいデザインのバイク多いですよね。
乗り心地はと言うと、さすが日本車ですね、とてもスムースにエンジンは回りましたよ。
V型2気筒のドコドコ感なんて全く無かったですね。
これもハーレーに乗ってから気が付いたんですが、日本車とハーレーでは全く乗り味が違う。もちろん、ハーレーと比べちゃうとかわいそうなんですが、排気量も違いますし。
だけどねぇ、今考えるとスムースすぎてつまらないエンジンです。誤解しないでくださいね。ハーレーに乗った今だから言える事です。それにエンジンの乗り味なんて人それぞれ感じ方が違いますからね。ましてや当時はエンジンの味なんてわかりません。逆に良く回るなぁって感心していたくらいですから。きっとメーカーさんもそう言うところを目指したんでしょうね。
このバイクはカスタムしましたよ。しまくりました。このバイクは美しいなんて言っているのにね(笑)
ビラーゴの特徴である繊細な細さを崩さないように、細く、低く、長くを目指してカスタムを始めました。
マフラーは焼けると綺麗な色が出るステンレスのドラッグパイプマフラー。
吸気系はエアクリーナーを毒キノコに変えたかったんですけど、これは加工をしなければ難しいって言うんで諦めました。ノーマルでエアクリーナーらしき物が出ていますけど、あれもダミーです(笑)ヒューズボックスと小物入れです(大爆)
ハンドルはハンドルポストを変えてドラッグバーハンドル。
タンクもダミータンクなんで、ハーレー風のスポーツスタータンクに変えました。
それと、低くがコンセプトですから、リジットサスペンションにしました。でもこれ、正直言って大失敗でした。乗り心地最悪(泣)
そりゃそうですよね。サスペンションじゃなくて固定ですもん。突き上げがもろにお腹と腰に来て長時間乗れなくなりました。その上、シートも薄いコブラシートですよ。身体壊しますって(大爆)気持ち悪くなりましたもん。あと、リジットにした弊害としては振動や突き上げをサスペンションで吸収しない分、ホイールのバランスが狂いました。スポークですからね、全部調整してもらいましたよ。
ここらでやめておけば良いのに、極め付けはトリプルツリーで長くです。車高はますます低くなりました。もう、ノーマルの頃のキビキビしたコーナリングなんて見る影もない(笑)車検も考えてない(笑)勢いでやっちゃいました。
ここまでやれたのも僕ら兄弟がバイクが好きで、工具が沢山あったと言うのが大きかったですね。変な言い方をすると、プラモデルを作る感覚に近かったかもしれません。弟を含めたバイク仲間で集まって、あーだこうだとカスタムしてました。なので、工賃は掛からなかったから、安くできましたよ。
理想の形に近いものが出来たのは良いのですが、癖だらけのバイクになりました(笑)
トリプルツリーのおかげで、めちゃくちゃ重いフロント。もちろん、フロントもサスペンションなんて機能しているかわかりません。リアは固定でこれまた容赦なく突き上げてくるし。これは雨の日は危なくて走れませんでしたね。
最終的には、パワーが出なくなっちゃいました。原因がよくわからないんですけどね。80km以上出ない。トルクも無い。一応、2気筒共生きてたんですけどね。振動で何処か不具合が出たんでしょうかね。キャブなんですけど、タンク位置の関係で燃料ポンプだったんで、それの不具合かななんて思ってたんですけどね。
ほんとやりすぎました。バイクは走ってなんぼですよ(泣)
結局このバイクは潰れました(泣)
低くしすぎたので、段差を超えた時に、エンジン下が割れて、オイルがドバーっと流れておしまいです。なので、なぜパワーが出なくなったのかの原因を突き止める前にご臨終となってしまいました(大泣)
本当に、今考えてもやりすぎたなぁと思います。かわいそうな事したなぁと思います。
このビラーゴとは、どこかへ行ったと言う思い出は、残念ながら無いでんですよ。
思いっきり走らせてやれなかったもんなぁ。
僕の所に1年もいなかったかもしれないですね。少し切ない思い出があるバイクです。
まだまだ続くのですが、これ以上書くと、めちゃ長くなってしまうので、続きは次回に回したいと思います。このペースだと何回くらい続くかなぁ。まだ3台だもんなぁ。
それでは!
タバコあれこれ−その3−
今回はタバコの広告について書いていきたいと思います。
ネタがタバコですので、未成年の方はご遠慮くださると幸いです。
またこのブログでは喫煙を促進する意図はありません。
タバコは自己責任で成人してから吸いましょう。
タバコ広告の自粛
今となっては、新作のタバコの広告を見る機会がめっきり減りました。
テレビコマーシャルなんて、JT(日本タバコ産業株式会社)の企業イメージCMくらいですかね。
日本では1998年からテレビ、ラジオ、インターネットでの広告をJTが自粛しているそうです。
パッケージに警告文が書かれていたり(海外の警告文なんてエグいですよね。肺ガンに犯された肺が印刷されてますもの)タバコを購入するにも年齢確認が必要となりましたもんね。
でもこれは仕方がないですよねぇ。実際、健康を損なう恐れがあるわけですし、副流煙で関係の無い人に被害を与えてしまう事もあるわけですから、タバコはカッコいいとか、お洒落とか、そんな良いイメージを与えて、喫煙者を増やして健康を損なう人を増やしてはいかんと言う事なんでしょうね。
1998年と言うと、平成10年です。バブルが崩壊したのが1993年(平成5年)頃と言われていますから、イケイケだったバブル時代から、徐々に規制が厳しく(と言うよりも世界基準に合わせ始めたと言った方がいいかもしれませんね)なり始めた時代とも言えますね。日本独自のやり方が通用しなくなった時代ですね。このバブル以降の考え方については、諸説ありますし、それぞれの考え方もありますので省きますが、時代が大きく変わり始めた事には間違いはないと思います。
昭和の時代のCM
それ以前、いわゆる昭和の時代には、タバコのCMがめちゃくちゃ流れていました。それも普通に子供達が視聴するゴールデンタイムにも流れていましたからねぇ。子供たちは、お使いでタバコを買いに行くって言うのも普通でした(お釣りがお駄賃になるって言うのが定番ですね)街角には自動販売機もたくさんありましたし、タバコ屋さんもたくさんありました。タバコが身近だったんですね。
そんな時代に作られたタバコの広告も素晴らしいものが数多くあります。
とにかくカッコいいんですよね。出演している人も、渋くて有名な俳優さんだったり、外国人モデルさんだったり。それも、そのタバコの銘柄のターゲット購買層に合わせたキャスティングをしていました。YouTubeで見る事が出来ますので、興味のある方はご覧になってください。
イメージ的にも、タバコが健康に害のある悪い物っていうイメージは全く無くて、タバコは大人の嗜みなんだなぁって思わせるものばかりです。
タバコパッケージグッズ
これは広告となるのかどうか分かりませんが、タバコのパッケージ柄のグッズがたくさんありました。
ライターとか灰皿の喫煙具だったらまだわかるんですけど、ゴミ箱やカセットテープケース、Tシャツ、キーホルダーなんかもありました。ノベルティなんかもたくさんあったと思うんですけど。
まぁ、やんちゃな子の部屋には必ずありましたね、タバコ柄ゴミ箱。
カセットテープケースもやんちゃ系には愛用されていました。
やんちゃ系の人達はタバコ柄好きだったんですかね(笑)
タバコのパッケージ
商品を一番宣伝できるもの、それはパッケージではないかと僕は思うんですけど、タバコのパッケージも魅力的なものが多いですね。
レコードやCDをジャケットのカッコ良さだけで買う、ジャケ買いなんて言うのがありますが、タバコにも同じ様な事が言えるんじゃないでしょうかね。少なくとも僕はカッコいいパッケージのタバコは買ってみました。結果的に吸い慣れた物に戻ってしまうんですが、一度は吸ってみたいと思わせるパッケージが多かった気がします。
例えば、以前紹介したJokerの旧パッケージ。かっこいいですよね。
ジタンもこのジタンブルーのパッケージが目を惹きます。このパッケージはタバコパッケージの代表作に挙げられるほど、秀逸なデザインです。
同じフランスのゴロワーズも、ジタンブルーとは違いますがブルーを基調としています。このパッケージにデザインされている兜は、フランスの伝統的な兜に翼をあしらった物だそうです。
黒い箱に金色の文字があしらわれて、なんとも言えないセンスの良さを感じさせるJPS(ジョン・プレイヤー・スペシャル)これはイギリスのタバコですね。
この配色はモータースポーツのF1で走っていたロータスのカラーリングとして覚えている方も多いのではないでしょうか。
モータースポーツとタバコの関係は、また次回に詳しく書かせていただきますね。めちゃ長くなりそうなんで(笑)
同じイギリスのロスマンズ、気品のあるデザインですね。このロゴもモータースポーツで見たと言う方も多いと思います。
このブルズアイと呼ばれるロゴマークはデザインとしてとてもインパクトがありますよね。ちなみにダーツのど真ん中の丸もブルズアイと言いますね。そこから取ってるのかな?
このラッキーストライクとは、ゴールドラッシュの時代に金鉱脈を掘り当てた鉱夫がラッキーストライク!と叫んだ事からと言われています。
巷で言われている都市伝説、日の丸(日本)の目標に爆弾を落として当てる幸運(ラッキーストライク)を願うとかそんなのがあったと思うんですが、全くの出まかせだそうです。第二次世界大戦で米兵さんの多くがこの銘柄を吸っていた事、このブルズアイが日の丸を連想させる事、ストライクという言葉が使われている事から、このような話になったのでしょう。ただ、都市伝説とはなっていますが、戦中、戦後を生きてきた親父は、このタバコを懐かしがっていましたが、複雑な顔をしていました。それが忘れられません。戦争を体験されている方には複雑な思いをしている方も多かったでしょうね。
マールボロはそもそも発売当初は女性向けとして発売されました。さほど売れなかったのですが、転機が訪れたのは皮肉にも健康が意識され始め、タバコにもフィルターが付けられるようになってからです。
カウボーイを広告に使い、男性向けに販売戦略を変えたところ、大ヒット!アメリカを象徴するタバコとなったわけです。
確かにマルボロと言えばカウボーイってイメージあります。そんなポスターもよく見ました。白地に赤い山二つもインパクト大きいですよね。この赤字の山、僕はマルボロのMをデザインした風に見えなくもないなぁと思っているのですが、どうなんですかね。
日本ではハイライト。これはデザイナーの和田誠さんの作品です。素晴らしいデザインですよね。
このコバルトブルーはハイライトブルーとも言われ、色々なデザインに影響を与えているそうですよ。
発売されてから息の長い銘柄でもあるので、このブルーを見るとハイライトをイメージしますよね。ロゴの上にある黒線8本が放射状にデザインされている星?これ、めちゃくちゃ効いていると思いませんか?白じゃなくて黒ってところが良いですよね。このデザインの秀逸さを物語っています。
ピースのパッケージデザインはラッキーストライクも手がけたアメリカのレイモンド・ローウイと言う人です。
日本の意匠と言う概念からデザインの概念へと変えた人とされています。
なんせ、デザインを変えてから年間26億本から150億本へと急増した事を考えると、タバコのパッケージデザインがいかに重要だったか分かりますね。
オリーブの葉を咥えた鳩は、旧約聖書の創世記の逸話から由来されています。鳩が平和の象徴となったお話ですね。それと、このなんとも言えないピースの箱の色は日本の風土に合わせて、日本の高貴なイメージの紺色に金色を差したと言われています。
その他にも優れたデザインのパッケージはたくさんあります。
女性向けのタバコeveなんて凄いですよ。このタバコのデザイナー、ジョン・アルコーンの花畑と女性のイラストがバーンですから。ほんと、女性向けってパッケージが主張しています。
パッケージだけを見ると何かの化粧品みたい。
あとは、ラーク、あの赤いパッケージが印象的ですよね。
同じ赤でも日本ではキャビンですかね。
両方とも今見てもカッコいいですね。
キャメルと言えばあのラクダ。それと淡いクリームがかったキャメルイエローですかね。
メンソールタバコでは全般的にグリーンが使われて、清涼感をアピールしています。
ライト系のタバコは白を多くして、軽い事をアピールしていますね。
パッケージデザインの重要性
こうやって考えると、どんなに優れた物を作ってもパッケージデザインが良くなければ消費者はついてこないと言う事がよく分かりますね。
特に同じ会社で、複数の銘柄を販売するわけですから、それぞれの個性、ブランドをパッケージひとつで表現しているわけです。
タバコのパッケージデザインが優れているのがよく分かります。
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墨田区横川に渋谷から移転した煙草と塩の博物館があります。
ここの近所には東京スカイツリーや亀戸天神などもありますので、下町散策がてら行ってみるのも良いのではないでしょうか?懐かしいタバコに会えるかもしれませんよ?
次回はモータスポーツとの関わりについてを書いていきたいと思います。
タバコはマナーを守って吸いましょうね!
それでは!
タバコあれこれ−その2–
今回もタバコにまつわるお話をしていきたいと思います。
またこのブログでは喫煙を促進する意図はありません。
タバコは自己責任で成人してから吸いましょう。
小道具としてのタバコ
タバコって、今でこそ嫌われ者ですが、その昔から結構、映画や歌の歌詞、小説なんかに小道具として使われていたりします。
特に法律上は子供は吸えませんから、大人の雰囲気やシチュエーションを醸し出すのに非常に役立ったのでは無いかと僕は考えます。
例えば、デスクの上に、吸い殻が山となっている灰皿と仕事をしている人がいれば、めちゃくちゃ忙しいんだなぁと想像できます。
それとは逆に 同じように吸い殻が山となっている灰皿と寝起きの冴えない男だったら、悲しいおひとり様ですね(笑)
余談ですが、実はこれ編集技術のテクニックでモンタージュ技法と言います。絵の繋ぎ方で全く違う意味になると言う事ですね。
女性がバーで、ドライマティーニを片手にタバコを燻らせていたりなんかしたら、大人の女性って感じがします。
こんな風に、タバコって小道具として登場人物のキャラクターを間接的に表現できる優れたツールだったんですよね。
ハードボイルド小説なんかだと、小洒落たバーとバーボンウイスキー、それとタバコが欠かせないですもんね(いや、それだけでは無いとは思いますが、あくまでイメージです)
そんなわけで、いろんな作品に登場してきたタバコですが、その中でも印象的な作品をいくつか挙げてみます。
ルパン三世
知らない人はいないと思いますが、言わずと知れた名作中の名作です。今でも続編が作られてますね。
この作品では多くの登場人物がタバコを吸っています。モンキーパンチ先生の原作は大人向けでしたし、当初のアニメも大人向けに作られていますから、タバコは無くてはならないものだったのでしょう。
次元大介
その中でも僕の印象に残っているのは、次元大介の折れ曲がったタバコです。
いつもしわくちゃに折れ曲がったタバコを、大事そうに火を付けて美味そうに吸う姿がカッコよかったなぁ。折れ曲がったタバコを、次元タバコなんて言ってました(笑)
次元が愛したタバコの銘柄はポールモール。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が販売していました。もう既に残念ながら販売していません。
僕はポールモールは吸った事がないのですが友人が好んで吸っていました。
そういえば、俳優の石橋凌さんのバンドARBに「PALL MALLに火をつけて」という曲もありましたね。
ルパン
では、主人公ルパンはと言うと、流石に洒落者ですね。フランス製のジタン・カポラルです。
ジタンブルーと言われる鮮やかなブルーに踊り子がデザインされたパッケージがお洒落です。さすがフランスです。
パッケージデザインがカッコ良かったので、吸った事があるのですが、僕は苦手でした。
これはいわゆる黒タバコと言われる発酵、熟成されているタバコでヨーロッパで愛されていました。ジタンにしても同じフランスのゴロワーズにしても黒タバコはこんな味が多いのですが、なかなか癖がありました。
今吸ったらどうかな?もしかしたら好きになるかもしれないですね。当時は葉巻もパイプもやっていませんでしたから、こう言う味に慣れていなかったのかもしれません。
これ、箱もお洒落なんですよ。普通のタバコの箱と違い横長の箱でした。中央に象徴的に描かれている踊り子はスペインのジプシーの踊り子で銘柄のジタンとはそのままスペインのジプシー女を意味するそうです。
ジタンを愛用していた方は多くて、T.REXのマーク・ボランやジャン・レノ、ジョン・レノンも吸っていたそうです。
そうそう忘れちゃいけません。紅の豚のポルコ・ロッソも吸っています。
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庄野真代さんの「飛んでイスタンブール」の歌詞にもジタンが出てきます。
残念ながら、このタバコも今となっては買えなくなってしまいました。
銭形警部
ルパンの宿命のライバル?銭方のとっつぁんは何を吸っていたのでしょうか?これはシブいです。日本タバコのSHINSEI(しんせい)です。
これは古いタバコで僕は吸った事はないです。
発売当初からフィルターが無い、いわゆる両切りで、2016年に改良されてフィルター付きとなりました。
いやぁそれにしてもシブい!ルパン三世の原作は1967年連載開始ですから、時代背景的にはこのタバコは当時としては普通のチョイスだったのでしょう。
このタバコはいわゆる旧三級品と言われている製品の一つで安価で買えました。いつもルパンを追いかけている貧乏?警部のとっつぁんによく似合っていますね。
実はこのタバコ、数多くの小説にも登場しています。
その中でもイアン・フレミングの小説ジェームズ・ボンドシリーズ、「007は二度死ぬ」の中では来日したボンドがしんせいを吸っている描写があります。あのジェームズ・ボンドも吸っていたんですねぇ。しかし、作中で、ボンドは軽いと言っています。タールが22mgニコチン1.4mgでも軽いだなんて、どれだけヘビースモーカーなんだよって感じですね。
峰 不二子
峰不二子はMoreメンソールです。うん、大人の女って感じですね。茶色い細身のロングサイズで、大人の女性によく似合うタバコです。
時代的に女性がタバコを大っぴらに吸うなんてと言う時代に、峰不二子はカッコ良く、そして色っぽく吸っていました。子供ながらにカッコいい大人の女(ちょっとエッチ?)を感じさせてくれました。
このタバコ、レギュラーは赤いパッケージでメンソールはグリーンのパッケージでした。
これもなかなか癖のある味だった気がします。そう考えると、当時の洋モクは全般的に癖のあるものが多かった気がしますね。と言うより、国産がマイルドだったのかな。
映画の中のタバコ
映画にもたくさんタバコが印象的に使われているものがあります。
カサブランカ
まずは1946年のカサブランカ。
ponpoko-kintoki.hatenablog.com
以前紹介した映画ですが、ハンフリー・ボガート演じるリックのタバコを吸っている姿がカッコ良かったなぁ。特にラストシーンが印象に残っています。
イングリット・バーグマン演じるイルザとの別れのシーンでボギーがタバコを燻らせている姿が本当にカッコよかった。
タバコの煙までお芝居をしているみたいでした。
勝手にしやがれ
次は1960年の勝手にしやがれ
ジャン=リュック・ゴダール監督のヌーベルバーグの記念碑的作品です。
この作品では、先ほどのカサブランカのボギーを崇拝する主役のジャン=ポール・ベルモントがボギーのタバコの吸い方を真似して吸っています。
やっぱりカサブランカのボギーのタバコを吸う姿はカッコ良かったんですね。
吸っている銘柄はわかりませんが、アメリカの銘柄のチェスターフィールドは嫌いだと言うセリフがあります。
今度、この映画も僕のブログでご紹介できればと思います。
ゴッドファーザー
お次はコッポラ監督のゴッドファーザーです。
この映画を見て葉巻=マフィアと言う印象を付けられた方も多いのでは無いでしょうか?だけどこの映画にはさほどタバコを吸っているシーンがあるわけではありません。
PARTⅡでアル・パチーノが葉巻を燻らせるシーンが印象的だったからですかね。
風立ちぬ
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物語が戦前という事もあり、喫煙者が数多く出ています。
それどころか、結核患者である菜穂子の隣で二郎がタバコを吸っているシーンがあります。
今では考えられないですね。喫煙の考え方が現代と全く違う事を描いたシーンだと思います。
逆にこのシーンを今の時代に合わせてしまったら、ちょっと違いますよね。
そういった細かい描写にこだわった宮崎監督の凄さを感じますね。
きっとね、制作途中にも議論はされたと思うんです。このコンプライアンスの時代ですし、表現がアニメですしね。タバコは現代には合わないと言われているはずです。けど、入れてるんですよ。このタバコのおかげで、この時代背景がよくわかりましたもんね。なんせ天皇陛下からタバコが下賜される時代ですからね。タバコという物の立ち位置がよくわかると思います。
他にもタバコが登場している映画はたくさんあります。愛煙家の皆さん、タバコの印象駅なシーンを探すのも面白いですよ。
小説や歌の中のタバコ
もちろん、小説や歌の歌詞にもたくさん使われています。
その中でも僕は、タバコの香りひとつにここまで意味を持たせるのかと驚いた歌が宇多田ヒカルさんのFirst Loveです。
これを作ったのは彼女が16歳の時ですよ。
女の子が大人の女に成長する間の恋愛を表現したと思うんですけど、タバコの一言で相手が大人だとわかるし、人って、香りでふと思い出す事があるじゃ無いですか?香りってそれだけ印象深いと思うんですけど、この歌はそこまで表現してると思うんですよ。タバコの香りでふと思い出したって。これは凄い表現力ですよね。本当に天才だと思います。
今の時代、タバコを使った表現がますます無くなると思いますし、もうこう言ったタバコを使った表現がわからなくなって来ちゃうかも知れません。それどころかタバコの存在そのものが無くなって行くかもしれません。
愛煙家の僕としては本当に寂しい限りですが、これも時代の流れと諦めるしか無いのかも知れませんね。
だからこそです。
愛煙家の皆さん、タバコはマナーを守って吸いましょう!
次回は、タバコの広告について書ければと思います。
では!
タバコあれこれ −その1–
随分久しぶりの更新となってしまいました。
例の新型感染症は治ったのですが、その後の後遺症が長引きまして。
ずっと37度前後の微熱と倦怠感、そして味覚異常と、まぁ後遺症のオンパレードです。
結構辛い日々でした。結局ひと夏潰してしまいました。感染症自体は僕はそんなに辛くはなかったのですが、後遺症が辛いです。
皆さんもお気をつけ下さいね。
さて、今回は懐かしいタバコを見つけましたので、タバコについて書いていきたいと思います。
はじめに
ネタがタバコですので、未成年の方はご遠慮くださると幸いです。
またこのブログでは喫煙を促進する意図はありません。
タバコは自己責任で成人してから吸いましょう。
喫煙について
僕は、時代遅れと言いますか、◯学生の時に初めて吸ってから、熟年と言われている今まで、ひとときもタバコを手放した事がないほどのヘビースモーカーです。
そうは言いましてもしっかりとマナーは守っているつもりですが、喫煙者と言うだけで、日陰者となってしまう時代ですから、随分と肩身の狭い思いもしています。完全に今の時代には合わないと言う事ですね。
確かに、非喫煙者の方達にしてみたら、有害な煙と臭いだけで拒否反応を示す事でしょう。それに関しては申し訳ないとしか言えないです。
ヘビースモーカーの僕でさえ、喫煙所に行くと、クサっ!って思いますもん。
非喫煙者の方達にとってはとてもじゃないけど、許せないと言う事になるのでしょうね。
これは、我々喫煙者がマナーを守るしかないです。
ちゃんとマナーを守って非喫煙者の方達に嫌な思いをさせないようにしていきましょうね。
僕は別に昔は良かったなんて言うつもりはないです。時代は移り変わりますから、うまく共存していければ良いなあと思っております。けど、東海道新幹線の喫煙所が無くなるのは辛いですね。憩いの場だったのですが……。せめて電子タバコはOKにしてもらいたいです(泣)
昭和の時代
先ほど、◯学生の頃から吸い始めたと書きましたが、まぁ昭和の時代です。
大人の階段を昇るステップの一つにタバコと飲酒って感じでした。
当時は学生でも子供でも普通にタバコ買えましたから、比較的ハードルは低かったのですよ。
タバコに寛容な時代でもありましたからね。
周りの大人達もみんなタバコ吸ってました。タバコを吸わない人の方が少なかったですね。
今と立場がまるで違います。駅のホームで普通にタバコ吸えましたもん。それで、みんな線路にポイ捨てですよ。今考えるととんでもない時代ですよね。ラッシュの時でもタバコ吸ってますし、タバコの火が当たって、火傷とかした人も多かったんじゃないかなぁ。
学校の職員室も、病院の待合室も喫煙OKでしたからね。ほんと今では考えられない時代です。
電車でも、いわゆる近郊線なんかは、都心部抜けると喫煙OKになっていましたからね。座席に灰皿が付いていました。
その後、駅のホームが禁煙となり、電車の車内も禁煙になり、公共の場では吸えなくなり、タバコを買うにも年齢認証が必要となって今に至るわけですが、僕にとって時代の移り変わりを感じさせてくれるのもタバコだったりします。
僕が吸ってきた銘柄
僕が吸い始めた頃は、実に様々な銘柄がありました。それに比較的、ニコチン量がきっつい物が多かったです。
軽いタバコなんて吸ってたら、ヘタレ扱いでした。だから、僕の場合、マイルドセブンじゃ無くてセブンスターから始まりまして、ハイライト、ショートホープ、缶ピース、ロングピースなんて感じに進んで行きましたねぇ。もちろん、その間にも色々と浮気をしていました。
一番長く吸ってたのはショートホープでしたかね。ショッポなんて言ってました。
他の銘柄は20本入りでしたけど、ショッポは10本入りだったんで、安く買えたんですよね。お金が無い時は助かりました。箱も小さいんで、ポケットが膨らまないんでちょうど良かったです。
缶ピースも箱入りの物がありました。ショッポと同じサイズでね。だけど、缶ピースの缶を開けた時のあの香りが好きで、わざわざ缶入りのピースを吸っていました。
缶ピースは両切りで、フィルターが付いていないんですよね。慣れないうちは、タバコの葉が口に入ってきたりしました。
僕の親父も好きで、家に缶ピースを置いておいてシェアしたりもしていましたね。なんせ50本入りでしたからね。無くなったら、僕か親父が買うというルールがあったんですけど、ほとんど僕が買った覚えはないです(笑)
海外のタバコもたくさんありました。当時は海外製のタバコは洋モクって言ってました。国産に比べると高かったです。
タバコセンターて言われてたタバコの専門店で、見た事も無いタバコを探すのが好きでした。
その時に、葉巻とパイプを覚えましたね(笑)
葉巻は今はあまり吸いませんけど、パイプは今も時間がある時にやります。デンマークのラールセン シグナチュアがお気に入りです。
洋モクで一番身近だったのはラークでしたかね。赤いパッケージがカッコ良くて、お金があったら買ってた覚えがあります。けど、独特の匂いがありまして、人によってはう○こ臭いなんて言う人もいました(笑)僕はあんまり気にならなかったですけどね。
親父はキャメルが好きでした。僕はキャメルの匂いの方が苦手だったかなぁ。
でも今はキャメルを吸っています。
もちろん当時の物とは製法も味も違うんですけど、なんか、そう考えると感慨深いものがありますね。
あの当時の親父と同じ銘柄を吸っているなんてね。
そう言えば、ラッキーストライクが出た時に、親父が複雑な顔をしていたのを思い出します。
戦後、進駐軍の米兵さんが吸っていたそうです。戦中、戦後を生きてきた親父にしてみたら複雑だったんでしょうね。
思い出
嗜好品って、人それぞれ想いが詰まっていますよね。
その想いが思い出となって、切なく当時を思い出させてくれる。
それがタバコだったり、お酒だったり、コーヒーだったり……。
そう言うことを思うようになったのは、僕も歳を取ったからなんでしょうけど、僕にとって、タバコをゆっくりと燻らせている時って、そんな想いを思い出させてくれる大切な時間だったりします。
バイクでツーリングに行った時とか、キャンプで焚き火を見ながらとか、好きなタバコとコーヒーをゆっくりと楽しんでいる時間が最高ですね。
やっと本題です
本題を忘れていました。
今回、懐かしいと思わず買ってしまったタバコは、ジョーカーとキースです。
ジョーカーは細身の超ロングサイズで、パッケージがカッコ良かった思い出があります。
当時はチョコレートみたいな甘い風味だった気がするんですよね。当時、甘!って思いましたけど、なぜか癖になった思い出があります。
前のジョーカーは2001年に販売終了しているんですが、その後リトルシガーとして復刻したり、それが販売終了したら、今度は紙巻きタバコとして復活したりと、なかなか数奇な運命を辿っていますね。
現在は3つのフレーバーが発売されていますが、僕が買ったのはコアと言う、ノンフレーバーのものです。昔の風味と思って吸ったら、なんか違うと思いました。実は昔の風味に近いものはカオスと言う物だったそうです。確かにカオス、売り切れてたもんなぁ。僕と同じ様にあの甘さが癖になっている人、まだまだいるんですね。
タール11mgとなっているので、かなりヘビーです。ヘビーなタバコを吸い慣れていない人は気をつけてくださいね。頭がクラッとします。
お次はキースです。これはパッケージも昔と同じような感じがするなぁ。調べてみたら、もう30年も売っているんですね。
これは紙巻きタバコじゃなくてリトルシガーです。葉巻の一種ですね。
昔吸った時は、普通のタバコだと思って煙を肺に入れてました。まぁ、僕は葉巻も、パイプも肺まで入れてしまうので、そこら辺はあまり気にしないのですが(笑)
これも甘かった思い出があります。今回買ったものも、カフェラテフレーバーと書いてあるので、きっと甘いでしょう(笑)いや、ムチャクチャカフェラテです(笑)カフェラテというか、カフェラテのキャンディーです(笑)これは好き嫌い分かれるなぁ。人工的すぎるって気もするし。
タバコって、葉巻きにしても、パイプにしても、紙巻きにしても、甘いフレーバーが多いですね。そもそも、葉巻きにしてもパイプにしてもラム酒につけてフレーバーを出してますからね。その甘さがまったりとした時間を過ごさせてくれるんで好きなんですけど、やっぱりあまりにも人工的すぎるのはねぇ。ちょっと違う気がするなぁ。違うフレーバーを試してみるかなぁ。
購入した場所
今回購入したのは、実はコンビニなんですよ。
コンビニによってはオーナーさんの趣味なのか、結構面白いタバコを売っているところもあるので、喫煙者の方でしたら、少し気分を変えて面白い銘柄を探して吸ってみるのも良いかもしれないですよ。
最後に
色々とタバコの話を書かせていただきましたが、タバコのネタ的には他にもたくさんあるんで、今後も書かせてもらおうかなと思っています。
くれぐれも、タバコは成人してから自己責任で吸いましょう!
タバコを吸う時にはマナーも忘れずに!
では!