2：動画編集で必要な機材【動画編集初心者向け】
ー編集をやってみようー
こういう経験はありませんか？
親戚の子供のイベントを撮影した動画を見ても、初めは良くても途中で飽きちゃって微妙な空気になってしまったとか、撮影をしたのは良いけど、見返して見たら撮影した当時の感動が無くて、ただの記録映像になってしまったとか。
それは、作品になっていないからです。
スマホの無料アプリケーションで、チョチョイと簡単に作るのも良いですけど、(そもそも長い時間の物を作るのはスマホだと辛いと思います。)
どうせなら、そこから一歩進んで、プロと同じようなモノを作ってみませんか？
ちょっと勉強すれば、すぐにできるようになりますよ。
ー例えばー
幼い頃撮ってもらった運動会とか、学芸会などのイベント。きっと皆さんそういった物あると思います。
我が子の為に撮影をされているお父さんお母さんもいらっしゃるでしょう。
編集をして作品に仕上げたら、お子さんだけじゃなく、じぃじ、ばぁばも喜びますよ。
他にも、結婚式のプロフィールビデオなんかも自分で作れると良いですよね。作りながら、パートナーの知らなかった面が見れたりして。
予算的にも業者に頼む事を考えると、自分達で作ったほうが節約も出来て良いんじゃないですかね。テンプレートもたくさんありますし、自分達の気に入った自分達だけのオリジナル映像が出来ますよね。
YouTubeのチャンネルを開設するのも良いですね。もしかしたら収益を上げることができるかも。
ー動画編集をやるためにはー
じゃあやってみようかなと思っても、何から手をつけたら良いかわかんない。
アプリケーションソフトも沢山あるから、どれが良いのかわかんない。
機材とか、ソフトのお金かかるんじゃないの？
などなど、不安な面も沢山ありますよね。
そんな不安を消せるように、頑張って説明をしていきたいと思っていますので、ご参考にしていただけると幸いです。
まずは必要な機材から行きましょう。
ー必要な機材その１【PCパソコン】ー
これが無ければ話になりません。
スマホでも、タブレットでも編集は出来ますよ。しかし、ストレージの拡張性など、その他もろもろの事を考えると、やっぱり[PC]は必須となりますかね。
正直いって僕は、スマホやタブレットでは編集したことはあまりありません。もし、スマホやタブレットで編集をしたいと言うのであれば、そちらの専門のサイトを見て下さい。参考になるサイトがたくさんあります。
なのでこちらでは、[PC]でお話を進めて行きたいと思います。
ーどんな【PC】が良いの？ー
扱い慣れているOSが良いと思います。僕はMacです。
ノート、デスクトップこれも、どちらでも構いません。それぞれ一長一短です。
拡張性はデスクトップの方が良いに決まってますし、ディスプレイも大きく出来ます。スペックもノートよりも安価で高いものがありますよね。
ノートの場合、とにかく場所をあまり取らないって言うのは大きいです。持ち運びも出来ます。外出先でも編集できます。
ただ、それなりに大きいディスプレイのものを購入するとなると、高価になってきますよね。それに、スペックも高く無ければなりませんし、拡張性等を考えるとデスクトップの方が有利です。
どちらが良いか、予算と使い方を考えて決めれば良いのではないでしょうか。作業スペースの問題もありますからね。
僕自身、スタジオに入る場合は、スタジオのデスクトップを使いますし、在宅で仕事を受ける場合は、ノートを使っています。
ちなみに、スタジオでは、i-Macが多いです。
ーMacー
i-Mac現行だと、24インチディスプレイ、256GBのSSDストレージ、8GBのメモリで202,800円からですか。色も沢山あるし、良いですねぇ。
僕の使っているMacBookは
2019年モデルのMacBookPro16インチモデルです。メモリ16GB、SSDは500GBです。
いたって普通です。そろそろ新しいの欲しいなぁと思っておりますが、結構気に入ってるんですよ、このモデル。
ちなみに現行のMacBookProですと、チップによって変わりますが、
-M2PRO- 16インチディスプレイ、メモリ16GB、1TBのSSDで、376,800円
-M2Max- 16インチディスプレイ、メモリ32GB、1TBのSSDで、498,800円
ディスプレイのサイズも、13インチ14インチなんかもありますから、自分の好みで選んでも良いとは思いますけど、やっぱりディスプレイは大きくないとやりづらいです。
ー注意点ー
皆さんご存知だと思いますが、Macの場合、MacBookもそうなんですが、メモリ、ストレージ、その他、購入してから増設できません。改造しちゃうと、Appleのサポートが受けられなくなっちゃいます。
なので、予算に余裕があれば、購入時にメモリやストレージを上げておくと良いですよ。
ただ、これは必須ではありません。4k8kの作業をしなければ、増設しなくてもMacBookは全然動きます。
i-Macの場合、増設した物を購入した方が良いです。8GBのメモリでは推奨されていません。
購入するのもAppleストアが良いと思います。量販店ですと、サポートが不安だったり、在庫がない場合があります。
ーWindowsー
参考までにAmazonでのWindowsの動画編集向けPCのおすすめを載せておきます。
僕はずっとMacを使って来ましたので、どうしてもMac中心の話になってしまうのですが、Windowsがダメというわけではありません。
僕の友人もWindowsマシンを使ってる人も沢山います。自作したり自由度が高いWindowsは、コンピュータの知識がある人だと面白いかもしれませんね。
ーアプリケーションの推奨システム Adobe PremireProの場合ー
Adobe PremireProの推奨システムです。
MacOS版の推奨必要システム構成
プロセッサー：Intel® 第 7 世代以降の CPU または Apple シリコン M1 以降
オペレーティングシステム：macOS 11.0（Big Sur）以降
メモリ：Apple シリコン：16 GB の統合メモリ
Intel：HD メディアの場合は 16 GB の RAM、4K メディア以上の場合は 32 GB
GPU：Apple シリコン：16 GB の統合メモリ
Intel：HD ワークフローおよび一部の 4K ワークフローの場合は 4 GB のGPU メモリ、4K 以上の解像度のワークフローの場合は 6 GB 以上
ストレージ：アプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD、メディア用に追加の高速ドライブ
ディスプレイ：1920 x 1080 以上
Windows版の推奨必要システム構成
プロセッサー：Quick Sync 搭載の Intel® 第 7 世代以降の CPU または AMD Ryzen™ 3000シリーズ／ Threadripper 2000 シリーズ以降の CPU
オペレーティングシステム：Microsoft Windows 10（64 ビット）日本語版 V20H2 以降
メモリ：デュアルチャネルメモリ：HD メディアの場合は 16 GB の RAM、4K 以上の場合は32 GB 以上
GPU：HD および一部の 4K メディアの場合は 4 GB の GPU メモリ、4K 以上の場合は 6 GB以上
ストレージ：アプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD、メディア用に追加の高速ドライブ
ディスプレイ：1920 x 1080 以上
サウンドカード：ASIO 互換または Microsoft Windows Driver Model
推奨システムのスペックを持っているPCを所有されているのであれば、あえて、新しく購入しなくても、アプリケーションをインストールすれば良いだけです。所有されていない方は、購入を検討なさって下さい。
あくまで、ここに書いてあるのは推奨システムですので、これ以下でも動くかもしれませんが、あくまで自己責任でお願いします。
メモリが足らないと、PCの動きが遅くなるだけでなく、他の部分にも悪影響を及ぼすことがあります。大事なデータが飛ぶかもしれません。何よりも、遅いのでストレスが溜まります。不健康です。なので、できる限りこの推奨システム以上のPCで作業をすることをお勧めします。
ちなみに、これはAdobeの推奨ですが、他のアプリケーションだと、また違うかもしれません。
今すぐに新規PCの購入が難しいけど、編集したいという方は、推奨スペックを考慮して、アプリケーションソフトを選ぶのも良いかもしれません。
今度アプリケーションソフトの紹介の時に、推奨システムも書いておきますので、参考にしていただけると嬉しいです。
ー他には何が必要？ー
PCの説明だけで、かなりの量となってしまいましたが、これ以外にも必要なPC周りの機材があります。簡単に書いておきますね。
外部ストレージ：これはHDDでもSSDでも構いませんが、高速で長時間使用に耐えられるものにして下さい。作業を始めると集中してしまうので、あっという間に時間が経ってしまいます。長時間接続していると、熱を持ったりして色々と不具合が出て来ますし、最悪読み込めなくなります。
PC内蔵ストレージには、どんなに容量があっても僕は入れません。
編集作業時、何度もストレージにアクセスするわけで、何か事故があった場合、取り返しがつかなくなる可能性がありますから。なので、必ず外部ストレージを用意して下さい。
僕はWDのポータブル4TBを複数使っています。
[rakuten:hapitize:10004990:detail]
USBハブ：多分、外付けのストレージを接続したりするので、PCのUSBポートが足らなくなると思います。なので、高速対応のハブを一つ持っていると便利です。特に複数のストレージをつなぐ場合、セルフパワー式をお勧めします。
カードリーダー：SDカードなど、メモリーカードがカメラの記録媒体として使われています。なので、素材を取り込む際に必要となります。マルチハブならば、USBだけではなく、メモリーカードリーダーもついていますので便利です。
そのほかにDVD、BDドライブとかあると便利ですけどね。これに関しては、必要だなと思えば購入すれば良いですし、PCに内蔵されている方もいらっしゃると思います。
今回はPCの話で終わってしまいました。PCはそれなりに高価ですのでよく検討してご購入下さい。
