1:バイクについて(バイクに乗りたい人、乗り始めた人たちへ)

 

僕は高校の時にバイクの免許を取得してから、ずっと乗り続けていたのですが、残念ながらここ数年、ちょっと途切れています。
例のパンデミックと、親の介護というダブルパンチを喰らいまして、泣く泣く手放してしまったんですね。
もちろん、今でも乗りたいですよ。そのために、貯金もしています。

 

バイクの魅力

バイクに乗ってたけど、今は乗ってないという方は多いと思います。色々と理由はあると思うんですけど、バイクは、趣味性の高い乗り物ですから、なかなか乗り続けるのは簡単ではないと思います。

車と違って荷物を積めるわけでもありませんし、大人数を乗せれるわけでもない。ましてやバイクを仕事に使うなんて、配達くらいしか思い浮かばないですね。雨が降ったら濡れますし、雪の日なんか走れません。自然の影響をもろに受けます。

夏は暑いし、冬は寒いし、転んだら、絶対と言って良いほど、怪我をしますし、もしかしたら取り返しのつかない事になるかもしれない

こうやって書いていくと良いことなんて全くないんですけど、バイク乗りはMなのか、それも引っくるめて、バイクが好きなんですよ。

なんなんでしょうかね。ここらへんの心理は、バイク乗りにしかわからないのかもしれません。

ただね、良いことも沢山ありますよ。

ツーリングの時のあの爽快感だけはなんとも言えないですねぇ。

上手く言えないんですけど、空気感がね、近いんですよ

ツーリングで知らない街に行っても、その街の匂いっていうか、空気の違いを走りながら感じる事ができるんですよね。これがたまらなく気持ちいいんですよ。

車と違って、ただの移動手段じゃないんです身体全体で、刺激を感じているんです。もちろん他にも魅力は沢山ありますよ。それに、人それぞれバイクに対する思いは違いますからね。それだけの懐の深さを持っている乗り物だと思います。

三ない運動

熟年層の僕ですが、僕が乗り始めた頃というのは、三ない運動なんてものが全国的にありまして、PTA連合会が「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」なんて事をしておりました。

確かに交通事故の激増(原付バイクがノーヘルで乗れましたからね)、暴走族全盛の時代でありましたから、親となった今となっては、わからないでもないんですけど、いささか強引で、校則で、バイクの免許はダメ、バレたら、免許証没収なんて学校も沢山ありました。それどころか退学なんてことも。不良認定されちゃうこともありましたね。

幸いにも僕は、そんな高校では無かったので、(免許が取れる学校を選んだというのもありますが)高校生でバイクに乗る(原付含む)というのは、大変な事でした。

今は、こういった運動は下火になっていると思うんですが、こうやってね、危険なもの(バイクは危険じゃないですよ。ちゃんとルールを守って乗れば)から遠ざけるというのは、いかがなものかと思います。

こう言った場合、大人がすべき事は、交通ルールを守らせる啓蒙活動ではないかと思うんですよね。免停を受けたことがある人はわかると思うんですが、免停講習の時のエグイビデオなんかを見せたら、事故を起こしたら大変な事になるって、身につくと思うんですよ。バイクに乗る覚悟もできると思うんですよね。

僕は、バイクを通して色々な事を学びました。バイクを買う為にアルバイトをして、人間関係とお金の大切さを学びましたし、事故を起こした時のことも考えて、責任というものも学びました。道路に出ちゃえば、大人と同じですからそれ相応の責任が生まれるわけですよね。

バイクに乗っているときは、基本一人ですから、一人で解決しなければいけないですよね。マスツーリングなんかで、沢山の人とツーリングすれば、周りの人が助けてくれるかもしれませんけど、ソロツーリングなんかは、どこへ行くのも、どの道を選ぶのも自分判断、もし道中トラブルがあった場合、自分で解決しなければ先に進めない。大いに独立心を養う事が出来ました。(逆に、独立心が養われ過ぎちゃった面もありますが)自分が訪れる場所なんかも、徹底的に調べたりもしましたし、(何が美味しいとか、何が名産だとかですけどね)そういった部分では、学校より沢山学んだかもしれません。沢山思い出を作りました。

失ったもの

もちろん良い思い出ばかりではありません。

あんまり書きたくないんですけど、事故で友たちを失くしましたバイクに乗れなくなった友達もいました。人生を狂わした奴もいました。そういうのが辛くて、バイクを降りた人もいました。
ちょっと重い話ですね。すみません。だけど、僕は降りませんでした。楽しいことばかりじゃない。それでも乗り続けてきました。

何が言いたいかと言うと、バイクを乗るのも乗らないのも自分で決めるんだと言う事です。先程も書きましたが、バイクは危険な乗り物と言われています。社会的に見ても、あまり良いイメージがあるとは思えませんもの。こればっかりはしょうがないです。

ヨーロッパはまだしも、日本だけじゃなく、アメリカでも、バイク乗りはアウトサイダーのイメージですしね。だからこそ、自分で納得して乗ってもらいたいのです。

それと、一番忘れないでいただきたいのは、身近な人が、いつも心配してくれていると言う事です。親であったり、パートナーであったり、子供であったり。

一番身近な人が無事に帰宅することを心配して待っています。

なので、必ず無事に帰るようにして下さい。これはね、バイク乗りの義務です。

バイクに乗ろう!

さんざん偉そうな事を書いてきちゃいました。気分を害された方がいましたらすみません。

僕の気持ちとしては、大好きなバイクで悲しい思いをする人が増えて欲しくないのです。安全に乗れば、人生観変わるくらい、めちゃくちゃ楽しい乗り物ですもん。

バイク復活しようかななんて思っている人は、最近はレンタルバイクも沢山ありますよ。

www.rental819.com

hondago-bikerental.jp

bike-rental.yamaha-motor.co.jp

ここにご紹介したところ以外にもたくさんあります。

バイクも高価ですし、変なところに置いておくと、盗難されるなんてこともあります。もし、バイクを新たに購入されるならば、盗難保険駐輪場は絶対必要です。

免許はあるけど、長い間乗っていないから怖いなぁと思っている方。教習所で勘を取り戻すのはいかがですか?もし普通自動二輪(中型自動二輪)の免許しかないのであれば、これを機に大型自動二輪(限定解除)を取るのも良いかもしれませんね。

一人でも多くの方が、楽しいバイクライフを過ごされることを願っております。
次回からは、僕の愛車の話だとか、便利だったバイクグッズのお話なんかをできればと思っております。