10:ちょっと思い出話⑧初めてのロングツーリング⑦

無事、四国に着き、友人と再開しました。初めての宇和島の夜を過ごし、楽しい四国一日目でした。

 

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五日目

今までの疲れが出たのか、久しぶりにゆっくりできて安心したのか、四国初日の夜は爆睡でした。翌朝、10時位かな、目を覚ましたら、隣で友人はまだ寝ていました(笑)友人を起こし、着替えて、外に出ると、これまた良い天気五月晴れです。

なんだよ、雨降ったの初日だけじゃん。

これも巡り合わせですかね。一日出発を待てば、雨の降らない快晴の中を気持ち良く走れたかもしれませんでした。だけど、僕は予定通りに出発して良かったと思います。おかげでいろんな経験をする事が出来ましたもん。

街を少し案内してやると言う事で、二人で出かける事にするのですが、僕のバイクで二人乗り?と思っていたら、友人は、自分が仕事で使っているカブのエンジンをかけて、俺について来てと。宇和島の街、マスツーリングです(笑)

いろんな所を連れて行ったもらったと思うんですよ。宇和島城とか。けどねぇ。ここら辺は残念ながら、あまり覚えていないのです。ただね、どっかのかなぁ。で、久しぶりにゆっくりと話した事は覚えています。彼とは、同じ高校の友人なのですが、高校卒業と同時に、親父さんの転勤で、東京を離れたのです。奴は、東京に帰りたくて仕方がない様子でした。まぁ、この半年後に東京に戻ってくるんですが、東京の様子が知りたかったんでしょうね。

良い時間になったので、帰宅したら、親父さん達も帰宅していまして、昨日釣り上げた、アナゴを捌いていました。その日の夕ご飯に並んだ、穴子の天ぷら穴子の蒲焼き美味かった事自分が釣ったから、尚更美味しく感じたんでしょうね。夕ご飯を堪能していたら、また親父さんが、釣りに行くぞ!って。また夜釣りです。その日近辺は、夜のその時間辺りが潮が良かったんでしょうね。本当にたくさん釣れましたもん。それに、この釣りって、不器用な親父さんの、コミュニケーション手段だったのかなって、人の親になった今の僕だったらわかるような気がします。ただでさえね、東京に帰りたがっている息子とうまくコミュニケーションを取るなんて出来ないですよ。だから、この釣りは不器用な親父さんの精一杯の優しさだったんだなって思います。山のお仕事をされてたんでおっかなかったんですよ、本当は。けど、釣りをしてる時は、3人でよく笑ってました。

さて、五日目も終わり、明日の朝には、東京に帰るために出発です。と言いましても、当時は土佐高知から、東京晴海埠頭までのフェリーが出ていたんです。それに乗って帰ろうと思っていました。夕方出航なので、朝出れば、まぁ余裕で土佐までは行けるだろうと言う腹づもりでした。友人は帰ってほしくないような顔してましたけどね。

六日目の朝、またまたハプニングそしてパニック!?

六日目の朝、みんなで朝食が終わり、さてそろそろと言う時に、親父さんが念の為、フェリー会社に電話してみたら?と言うので電話をしてみたら、あれ?出ない。電話番号は家で調べて持って来た物で、念の為電話番号案内で聞いても間違いは無い。もう一度電話をします。出ません何回か電話をしても全く出ませんやばい。これ、どうなってんの?もしかしたら事故の時よりもパニックだったかも(笑)だってフェリー出なかったら、また陸送なんて気の遠い話ですよ。もう、走るのにお腹一杯でしたもん(笑)

僕が途方に暮れていたら、親父さんがもう一泊して行けと。これもね、もしかしたら親父さん知っていたのかもしれません。フェリーは確か、二日に一回の出航だったんですよ。それでね、出航した翌日には港の事務所には誰もいないらしいんです。僕が持っていた電話番号は、港の事務所の物で、運行会社の事務所の物では無かったんですよね。運行会社でしたら、誰かしらはいたんでしょうけど、調べても無かったですから。電話番号案内も港の事務所の物しか教えてくれませんでしたし。まぁ、ここら辺も今では考えられないですよね。今だったら、最低でもアナウンス流れますよ。アナウンスさえ流れないんですから。大らかというか何というかねぇ。調べきれなかった僕が悪いんですけどね

お言葉に甘えて、とりあえず、その日も泊めていただく事になりました。いや、正直、土佐まで行って、最悪、港の待合室で野宿でもしようかなと思ったんですよ。親父さんとしては、息子の友達でもあるし、そんな事はさせられないと思ったんでしょうね。友達は喜んでいましたけどね。

昼間から釣り三昧

それでもう一泊お世話になる事になったのですが、じゃあ何をやろうかとなりますよね。友達は、昨日、あらかた案内しちゃったから、別に遊ぶとこどこも無いよって言ってますし。僕も見たいものと言えば、海くらいだったし。そしたら親父さんが、また釣り行くぞって。今度は昼間っから釣り三昧ですよ。釣り好きな方だったらたまらないんでしょうね。釣りバカ日誌のハマちゃんだったら狂喜乱舞でしょう(笑)でも僕はハマちゃんじゃないので(笑)けど、海も見れるしと思い、また釣竿担いで海に行きました。今回は、いつもと違うポイントでした。今日の晩飯のおかずだからしっかりと釣れよとハッパをかけられ、釣り始めました。

この日の狙いはアジだったかな。まぁ、これも良く釣れるんですわ。あっという間に時間が経ちました。ある程度、釣果が上がったら、家に帰って、親父さんはすぐに、今日釣ったアジと、昨日のアナゴを捌きに入りました。僕たちはというと、ちょっと散歩に出ながら、タバコを吸いに外に出ました一応まだ未成年ですからね、タバコは遠慮してたんですよ。ご家族の方タバコ吸いませんし。友人もそうだったらしく、家では吸わないらしいので、タバコを吸いたい時は二人で連れ立って、散歩に出ていました。二人で缶コーヒー飲みながらタバコを吸って話してるなんて、ヤンキーですよ(笑)ガラ悪かっただろうなぁ(笑)

小一時間タバコを吸いながら話して、家に帰ったら、もう夕食の準備がほぼ出来ていました。釣ったばかりのアジが綺麗に捌かれていて、それはそれは美味そうでしたね。いや、実際美味かったですよ。ほんと。漁師の息子の友達が東京の魚は不味くて食えないってよく言ってたんですけど、この事かって思いました釣ったばかりの魚の美味しい事。僕は、親父が板前でしたし、両親が海の街の出身だったので、魚はよく食べたんですけど、こんな旨い魚は食べた事無かったですね。おかげで、今でも魚大好きですもん。魚を食べに良く千葉に行きますよ(笑)

また、美味しい魚を堪能して、ダラダラと過ごして就寝です。さすがにこの日は夜釣りは無かったですね(笑)

七日目

さて、七日目の朝です。昨日も早く寝たせいか、この日も早く目が覚めて荷造りを始めました。荷造りをしている僕の気配に気がついたのか、友人も起きて、もう準備してんの?と聞いて来ました。僕も長々とお邪魔してるのも悪いし、早く土佐に着きたかったので、早めに行って、向こうで船を待ってるよと答え、皮ツナギに着替えました。じゃ、最後にタバコでも吸いに行くかと外に出て、二人の喫煙所で最後の一服をしました。バイクに荷物を乗せ、友人のご両親に挨拶をして、友人の家を後にしました

燃料は、初日の宇和島市内ツーリングの時に入れてあるので、満タンです。

国道320号に入って、土佐に向けて走りました。

今回は、バイクに乗ってる話は全然無かったですね。すみません。一応今回の旅の目的地だったんで、ちょっと丁寧に書きました。
土佐に向かう道中はそれは素晴らしかったです。次回に詳しく書きますね。
それでは。