7:ちょっと思い出話⑤初めてのロングツーリング④

こんにちわ!無事大阪に着きましたが、これからが今回のツーリングの山場です(笑)

 

三日目の朝

大阪の親戚の家に一晩お世話になった翌朝、おじさん、おばさんはもう一泊して行けと言ってくれたんですが、先を急ぎたかった僕は、丁寧にお断りをして、親戚の家を後にしました。ずっと見送ってくれていて、本当にありがたかったです。

心配させちゃいましたねぇ。本当に申し訳なかった。

これだけは皆さんに言っておきたいんですけど、やっぱりバイクって危険な乗り物なんですよ。皮ツナギヘルメットでどんなに装備をしても、剥き出しの身体です。道路に叩きつけられたらひとたまりもありません。煽りだって普通にありましたよ。トラックとか、タクシー、ちょっとイケイケの車とか。ちょっと接触しただけで、こちらはすぐに転んじゃいますからね。バイクに乗らない人から見ると、そういった危険なイメージばかりなんです。バイク乗りがどんなに安全だよって言っても、ダメなんですよ。こればかりはね、ちゃんと無事に帰って、無事な姿を見せる事でしか、安心させる事は出来ないんです

悲しい思いを身近な人にさせたくないですよね。だから、皆さん、身近な心配してくれる大切な人の為にも、ちゃんと無事に帰りましょうね

そう言えば、今思い出しました。僕、両親にはツーリングに行くって出たっきり、何も言ってませんでした(笑)無断外泊三日目(笑)

まぁ嫌でもこの日に連絡する事になるんですけどね。

大阪市

国道2号を目指して大阪市を走りました(国道1号は東京・日本橋から大阪・梅田までですからね。梅田から先は国道2号となるわけです)

こんな事書いて良いのかわからないんですけど、市内を走っても、通天閣の方には向かうなとおじさんに言われたんですよ。まぁ、そんな事言われても僕には全くわからず、一番わかりやすいルート国道2号を目指したんですけど、天王寺駅を過ぎた辺りで、道を挟んで全く雰囲気が違うんですよ。察しの良い方はわかると思うんですけど、なるほどなって思いました。

不思議な光景でしたよ。片や動物園に向かう幸せそうな家族連れやカップでいっぱいの道、片や、いわゆるドヤ街です。すごい対比だなと思いました。当時はまだまだ危ない場所だったらしく、おじさんはそれを配してくれてたんだなと思いました。でもね、通っちゃった物は仕方がない、大人しく通り過ぎました(笑)

無事、国道2号に入り、まずは目指せ神戸です。淀川を渡り、兵庫県に入り、尼崎を抜け、西宮です。

もう兵庫?
ってちょっと拍子抜けでしたね。関東の人間からすると、尼崎、西宮は大阪のイメージでしたから。神戸に入ると、東京と横浜くらいの違いはあるんでしょうけど、尼崎、西宮は、こんな事を言ったら申し訳ないんですけど、大阪の街って感じでした。西宮には甲子園球場もあるのにね。別に阪神ファンでもない僕はやっぱり素通りです(笑)

神戸を抜けて

芦屋に入ったくらいから、ちょっと雰囲気変わって来たかなぁって思いました。なんて思って走っていたら、あっという間に神戸を通り過ぎてしまいました。
あれ?お洒落な港町は?
全く見過ごしてます(笑)と言うよりも、考えてみたら、2号って結構内陸なんですよ。海岸通りの方を走ればまた変わるんでしょうけど、全くそんな事にも気が付かずに、街中を走っていたわけです。

まぁ、そうですよね。横浜1号だとお洒落な港町って雰囲気の所は走りませんもん。15号の方が海岸に近いから、僕は15号が好きだったんですよね。古くからある主要国道はそりゃ内陸ですよ。埋め立てとかで地形も変わりますしね。

そのまま、2号を走り続けます。明石に入って、明石海峡を見ることもせず、明石焼を食べる事もせず、ひたすら走ります(こうやってまとめて書いてると、僕は何をしてるんだろうなぁって思いました。面白そうな所、全部見逃してますね。)

今はね、四国に渡るのに、明石海峡大橋を渡るルートもありますが、当時は無かったんでね。瀬戸大橋が開通していましたので、そちらから四国に渡ろうと思っていました。瀬戸大橋を渡ると言うのが目的の一つでもありました。

加古川を渡り、次は姫路ですよ。姫路城は、走りながら見ましたよ。白くて綺麗だったなぁ。さすが白鷺城
姫路を順調に過ぎ、今日は、岡山倉敷泊まりかなぁなんて考えていたら、やっちゃいましたよ。とうとうやっちゃいました。

事故った!

兵庫県太子辺りですかね。右直事故をやっちゃいました。

渋滞していたんでね、車の左側をすり抜けしていたんですよ。知らない道なんで、そんなに速度は出ていなかったんですけど(警察の方曰く20k位だったそうですよ)

交差点でね、信号の先も渋滞続いているから、まぁ車は交差点を開けますよね。でも、すり抜けしてるバイクは関係なく交差点に入りますよね。それで、ガチャンです。

ぶつかった衝撃で、宙を舞ったんですが、幸いにも若くて身体が軟らかったのか、皮ツナギのおかげなのか、見た感じひどい怪我はしていませんでした

バイクもね、見た目はタンクとヘッドライトとメーターが割れているくらいでした。僕の後ろを走っていたライダーさん達が救急車と、警察を呼んでくれて、色々と助けてくれました

本当にありがたかったです。警察よりも先に救急車が来ましてね、僕はそのまま病院に直行です。身体は大したこと無いし、大丈夫だと思ったんですけど、周りのライダーさんの話を救急隊員さんが聞いて、念の為、病院でみたもらおうと言う事になりましてね。バイクの場合、頭を打っている事も多々ありますから、その時は大丈夫だと思っても、後から来る事もありますしね。救急車に乗り込み、ライダーさん達が、倒れたバイクを起こしてくれてね、そんな姿をぼーっとみていました。

あぁ、ここで終わりかなぁ。ごめんなぁ。
バイクに申し訳ない気持ちと、あまりにもあっけない僕の旅の終わりが、切なかったです。

 

今回はここまでにしておきます。ここから先を書いてしまうと、また長くなってしまうので(笑)
本当に、皆さん事故にだけは気をつけてくださいね。
それでは!